前回すごいぎっちり書いてるなぁ。。。

 

今回は三山ひろしさんと竹島宏さんが入れ替え。

りゅうせいさんとレオン君が入れ替え。

そしてルカさんに入れ替わったのが朝花美穂さんでした。

 

新潟ではりゅうせいさんのイヨマンテが素晴らしすぎましたが、今回はなんといっても朝花美穂さんの瞼の母が鳥肌止まらぬ素晴らしさでした。

 

たぶん、テレビ番組の公録で一度生で観ている方だと思うのですが、冬美ちゃんが新人であばれ太鼓でデビューしたときって、こーゆー衝撃だったのかな??と思ってしまうほどホンモノきたー!!って感じの衝撃でした。

まだ23歳とのことで帰ってきてからYouTube探したら、6年前のたぶん素人時代の瞼の母があったのですが、すでに完成系。。。
でもこの時の映像より遥かに表現力が研ぎ澄まされていて、歌が上手いとか、声量があるとかそーゆーところではなく、歌に取り組む真剣度や物語の主人公の感情を歌にして伝える表現力に冬美ちゃんに通じるものを感じました。

 

冬美ちゃん以外をベタ褒めするなんて珍しいでしょ?(笑)

でも、やっぱり、ホンモノで良いものは良いのです。

 

冬美ちゃんがあばれ太鼓で登場したときに、出演者全員横並びにいる状態なのですが、冬美ちゃんの歌唱を真剣に口ずさみながら、ひとつも聴き漏らさないように見つめる姿は、冬美ちゃんが二葉百合子先生の歌唱を斜め後ろで見つめる姿とオーバーラップしました。

ここで一気に好感度MAX(笑)

 

そして冬美ちゃんがレオン君の紹介VTRの次に朝花美穂さんのVTRを見ながら
「お若いのにしっかりと演歌を歌う」というようなご紹介をされたと思います。
言葉は正確に思い出せないんですけども、珍しい言葉で紹介されていました。


そして「今日は歌謡浪曲も歌ってくれるのかな?」って。

んで「瞼の母を歌わせて頂きます」と答えていたので、ああ、歌謡浪曲をやる方なんだ。と思いました。

 

ずっとイベントは進んで、あれ?歌謡浪曲やってなくない?と思ったら、なんと三山ひろしさんが王将を歌ったポジションで朝花美穂さんの「瞼の母」でした。

トリの冬美ちゃんコーナーの直前ですよ。

事実上の冬美ちゃん以外の出演者のトリを最年少23歳で。。。

 

これが、んまぁ堂々を通り越して大御所感出まくりの存在感。

低い姿勢の「お控えなすって」ってやるポーズから始まったのですが、ベテラン感ハンパない。

島津あやさんのような声量で押す感じじゃなくて、感情を揺さぶる感じなんです。
歌い方は違うんですけど、冬美ちゃんの歌は全て歌の世界を伝えます。という歌唱じゃないですかぁ。それだったんですよ!朝花さんの歌!!

 

上手いでしょ。とか、声出るでしょ。とか、よく見られたいとか、キレイに見られたいとか、そーゆー邪念が一切なくて、母に息子と言ってもらえない忠太郎の痛いほどやるせない気持ちがガンガン伝わって、フルコーラスで最後の「おっかさーん!!」の絶叫で観客大拍手!

上手にはけても拍手が鳴り止まずに、もう一度出てきてお辞儀するほどだったんです。圧巻!

上手いと思う歌手の方はたくさんおられますが、凄いと思う方は少ないじゃないですかぁ。それが23歳で凄いんです。

 

いつも冬美ちゃん以外の歌手の方を観ると、冬美ちゃんみたいに清い心で歌を届ければいいのにそれができるってことが冬美ちゃんの凄さなんだ。という気持ちが行ったり来たりしちゃうんですけど、瞼の母に限らず朝花さんの歌からは、いやらしさが全くなくて、真っ直ぐな気持ちが伝わってきました。

 

私はデビューから冬美ちゃんを観たわけじゃないから、冬美ちゃんがあばれ太鼓でデビューしたときって、世間にはどう見えたんだろ?ってよく思ってたんです。

朝花さんを観て、あ。きっと冬美ちゃんがデビューしたときって、こーゆー感じだったんじゃないかな?と思ってしまいました。

何もかもが普通の歌手と違う。みたいな。

 

冬美ちゃん以降のデビューの方々って、演歌冬の時代スタートって感じだから、ひとりひとりに「ファンになってください」みたいな、売れないといけないからよろしくです。みたいな感じがくっついちゃうイメージなんです。

 

冬美ちゃんにそれがないのはデビューからロケットスタートだったから、もともと凄かったからなんだろうとは思っていましたが、こうして朝花さんの衝撃を受けてみて、ホンモノって最初からホンモノなんだ。って思いました。

 

YouTubeには6年前の歌唱のほかにも、瞼の母を歌ったテレビ番組の映像もありましたが、生とはぜんぜん違います。

そーゆー、映像では伝わり切らないスケールってのも、生冬美ちゃんの歌でいつも感じることだし。

タイプは違いますが、年齢やキャリアに関係なく、真っ直ぐに歌の世界を届けるために歌に向き合っているとのろが、冬美ちゃんに重なりました。

今まで、そう思った人はいませんから30年に一度くらいしかそーゆー方はいないのかもしれません。

 

だからといってファンになったのかと言えば、それは全く別問題なので、とにかく冬美ちゃんのように真っ直ぐな人がいたんだよぉ!!!ってことが、そーゆー方の歌が聴けたことが嬉しかったです。

 

ちなみに夜の部で朝花さんを紹介するときには冬美ちゃんが「23歳ですけども目を閉じて聞けば43歳!」とおっしゃっていました(笑)

最大級に褒めているんです。きっと。冬美ちゃんも。

あと「日本一!!」という掛け声も冬美ちゃんがかけていらっしゃいました。

そう言いたくなる瞼の母でした。

 

 

もう一人びっくりしちゃったのが丘みどりさんでした。

特に新曲の雪女の切なさの歌、たぶん「雪陽炎」はあやちゃんの雪深深級に素晴らしかったです!

 

そのほかもみなさん素晴らしくて、このイベントに来て良かったなぁ♪と思いました。

我らが冬美ちゃんは、トークも歌も再現はできないんだけど、関西ということもあって緩急つけたトークが全部ツボに入りまくるかわいさ♪

竹島宏くんの司会が少しでも噛んだらイタズラっぽい目線を送りつつ「ん?なんだって?」みたいな表情で、言葉でツッコミまくり(笑)

 

斉藤功先生とのトークも大爆笑!

「YouTubeって知ってますか?」
と生配信出て貰ってるのに忘れて聞いちゃう冬美ちゃん。とかね(笑)

 

「神戸にパンダ1頭いるんですよね?あれ?今もいますか??」

(客席 いますぅ)

「和歌山には7頭いますけどね!!」

と自慢する冬美ちゃんもかわいい♪

 

昼の部は童謡コーナーの最後に呼び込まれるときも、中央階段ではなく下手から現れて
「毎回真ん中から出てくるわけじゃないですよ。五木ひろしさんじゃないんだから。まだその域ではないですから」
みたいなことをおっしゃって。


丘みどりさんはこのお約束しらないから本当に驚かれてて(笑)

その丘さんに
「面白かった?同じ関西人ですから。。。」と。

 

夜の部は今度は上手から現れ
「ちょっとミドリちゃんあっちからでてくると思ったでしょ。同じことはしませんよ。関西人ですから(笑)」と。

丘さんも「お勉強させて頂きます(笑)」って。

こーゆー、ちょこっとした事もかわいいので満点♪

 

 

新曲「酔中花」を入れてくれたので、男の火祭りがなくなって、そのかわりエンディングは「また逢う日まで」を全員で歌唱に変わりました。

 

ご自分だけの歌唱じゃなくなったため、余裕?の冬美ちゃんに掛け声ボードで
「投げキッスプリーズ!」を出してみたところ、歌唱中に首を横に振り、「あげなーい!」のジェスチャー。

かわいいよぉ。

甘えるのが苦手なんておっしゃるけど、私の耳には冬美ちゃんの声で「あげなーい(笑)」というちょっと甘えた声が響いてるんですけど♪♪

 

それでもエンディングの三方礼のときにまた同じボードをしつこく出してたら、幕が降りる瞬間にデッカいデッカい投げキッスくれましたーーー!!!

 

弄ぶ小悪魔冬美ちゃんたら!!


不倫だって楽しめるタイプなんじゃないのぉ??とまだ疑ってしまいますよぉ。。。

 

あ。肝心の本業の冬美ちゃんの歌のこと書いてないのに幕が下りてる。いかんいかん。

 

ギターバージョンの俺でいいのかの素晴らしいこと♪♪♪

 

歌声も心地よい天国モードですし、斉藤先生とのトークが毎回面白くて、相思相愛感がトークから漂い、歌になったときにもその雰囲気が続いて、斉藤先生がなんとも心地良さそうに奏でるギターの音色が、冬美ちゃんとのときだけの特別な奏になるんです!ほんとですよ!

生ならではの絡み合うような音楽。

伴奏でも演奏でもなく、お二人でひとつの音楽を奏でている心地よさ。

なんとも言葉では伝わらないけど、客席含めて空間全てが、空気が全てその色に染まるような、これが冬美ちゃんの音楽の素晴らしさ♪

 

そう歌うなららこれは?みたいな、先生が楽しんでいる気持ちも音になっている感じが生ならではなんですもの。別世界に一瞬で連れ去ってくれるんです♪♪

 

新潟とで計4回も聴かせて頂いていて、この贅沢なコラボを生で聴けるだけでも、演歌夢まつりに来る価値があると思います!!!!レア!!!!

 

 

そして、瞼の母から竹島宏さんと丘みどりさんのお二人の司会トークを挟んですぐにまた君。

歌いにくいかな?と心配するのに、全くその心配が無駄になるんです。

 

これも空気だから書けないんだけど、また君のイントロが始まって冬美ちゃんが登場して、、、

歌い始めると客席の耳が冬美ちゃんの歌声に自然と集中していって、ひとつになるんです。

歌が歌として素晴らしいのはもちろんなんですけど、ステージの真ん中に冬美ちゃんが立っているという存在感や美しいフォルム。そして歌声があいまってスターオーラをドン!って感じじゃなく、サーって光とか空気とか色みたいなものが客席に広がって、今度は客席から集中力みたいな感覚が冬美ちゃんに集まるんです。

 

後ろにデッカいスクリーンがあるんですけど、冬美ちゃんのコンサートにスクリーンが必要ないのは見える姿以上のものが、歌で伝わってくるからなんです。

冬美ちゃんが立つとステージが小さく見えて、いつものステージより狭いなぁ。とかそれまで感じなかったことも感じます。

 

トークではすぐに23歳の瞼の母が素晴らしくて裏で聴いててそのまま帰ろうかと思った。とかっておっしゃいます。

 

客席の感情を共感しつつも、トークでも冬美ちゃんワールドに引き込んで、次に歌う曲を次々とご自分で簡潔かつ興味深く伝えてくださいます。

 

関西弁でブッダの主人公も紹介するから、今日のブッダの主人公はコテコテ関西人です(笑)

「なんで土の中にいるんやろか。この世にいないんやろか」

みたいな。関西人じゃないから口調を再現できないのが残念。。。

 

酔中花は聴けば聴くほどリズムも歌声も心地よく、聴いたあとも鼻歌が出ちゃう。

あ。ペンライトの振り方を酔中花だけ特別にしてみました。

ゆらゆらに同調するような振り方です。

良い子の皆様もマネしてくださぁい!

 

久々生歌唱で聴くブッダのかっこいいこと♪♪

知らぬ間に手をギュッて握りしめちゃう緊張感。

固唾を飲んで見守る。くらいのピンとした緊張感が聴く集中力を高めてくれます。

 

そして夜桜では華々しいスターオーラ全開!!

 

時間も曲目も少ないですけど、その場、その空気、共演者の方々の歌によって、冬美ちゃんの歌の部分は変化して聞こえます。

だから、毎回観たくなっちゃうんですよ。

同じじゃないんです。冬美ちゃんの歌は外部刺激によって変わる生き物なんです。

冬美ちゃんの歌を聴くとそれがわかります。

生歌はやっぱりいいなぁ♪♪

 

最後の冬美ちゃんコーナーは4曲ですけど、それぞれ世界観は全く違うのに全てを表現できちゃうのがキャリアってことですかね。

 

ひとつひとつ完成させてストックされているから新鮮な状態で出してくることもできるし、状況に合わせてかえることもあるわけで。

 

共演の方々も素晴らしいのですが、冬美ちゃんが別格なのは、大きなホールに立ち続けて36年という経験踏まえて、この客席との一体感もあると思います。

 

積み上げてきたものの大きさを、聴かせて頂ける幸せを再確認することができます♪

やっぱり無理しても、演歌夢まつり来てよかったぁ!!!