通常コンサートと違ったところを中心に書いておきます。


まずコンサート前に緞帳前に千代松市長さんから、「ささゆり物語」の概要が説明されました。


すごくわかりやすくて、ストーリーも出てくる地名も初めて聞いた人でも理解できたと思います。


だからといって記憶できたわけではないので、詳しくはコチラをお読みくだされ。




冬美ちゃんも最初のMCで

「後ほどゆっくりと歌わせて頂きますが、さきほど市長さんがお話しくださった通りのお話しです(笑)これ以上説明がいらないという完璧なお話しありがとうございました。」


みたいなことをおっしゃっていました。さらに、


「そして、今日は市長さんと一緒に作曲の徳久広司先生と作詞の三倉寿夫も駆けつけてくださっております。まさか最前列でご覧になるとは思わず変な緊張感が走りますけれども(笑)」


左ブロック中央より最前列に、本当に市長さん、徳久先生、三倉先生のお三方が並んでコンサートをご覧になられていました。


先生方が最前列という状況は本当に珍しいと思いました。


「これから歌います再会酒場も徳久広司先生の作曲で、ここのところ今日は歌わないですけども酔中花や俺でいいのかなど、立て続けに徳久先生にはお世話になっておりまして、今回もありがとうございます。」


というようなご紹介だったと思います。


正直、猪俣公章先生や桑田佳祐さん以外の楽曲の作詞、作曲家の先生と作品がぜんぜん覚えられない私としては、「え?それもこれもそうだったんですか?」と思いましたが、今思い出せたのは2曲だけでした(笑)もっと何曲も曲目をおっしゃってました。。。


その後、順調に?コンサートが進んでいき、男の火祭りでは修羅さんが後ろから先生方に赤いペンライトを渡してご参加頂いたり(笑)久しぶりの単独コンサートをニヤニヤMAXで楽しませていただきました♪サイコー!!!


んで、男の火祭りのあとの冗さんと冬美ちゃんのトークも始まり、しばらくしてから冬美ちゃんが

「そんなことより、先生方にお話しを伺いましょう。ステージにお願いいたします!」


という感じで客席からステージに登壇されました。

あ。だからこのお席だったのか(今更w)


冗さんが先生方をご紹介しつつ、お話しを続けていると冬美ちゃんが

「そのお話しを先生方から伺いましょうよ(笑)」

と促し、徳久広司先生が

「少しお話ししてもいいですか?」と笑顔でこれまたすごくわかりやすく「ささゆり物語」が誕生した経緯をお話しくださいました。


言葉は違いますが、ざっと言うとこんかお話しでした。


三倉先生は実業家でもあり、元々徳久広司先生のファン。だんだん作詞活動もされるようになり、歌詞ができると徳久先生に曲をお願いしてくる間柄でとても長いお付き合いとのこと。


三倉先生のご出身が和歌山なんだか泉佐野なんだかこのあたりで、泉佐野に伝わる悲恋の「ささゆり物語」をそのまま歌詞にして、町おこしをしたいと発案し、三倉先生がまずは千代松市長さんに直訴!


市長さんも歌詞を見て、いいじゃない♪とお墨付きをくださり、徳久先生に改めて作曲依頼がきて作曲されたとのこと。


楽曲ができてから、町の歌とか地域の歌として発売するのではなく、きちんと全国発売したい。という話しになり、それなら一流の歌手の方に歌って頂かなければ。。。今、一流の歌手といえば坂本冬美さんだ!ということで徳久先生がユニバーサルの冬美ちゃん担当、山口プロデューサーに相談。


山口さんも、「悪くないけど僕だけじゃ決められないよ」ということでやっとご本人、坂本冬美さんにまで辿り着いたとのこと。


ただ、すでに冬美ちゃんはA面(リード曲)は浪花魂に決まっていたので、カップリングにしてもらっていいかを岡千秋さんは仲良しだから徳久先生から交渉。快諾して頂き、今に至る。


というようなお話しでした。


行きの飛行機でやっと歌詞カード見ながら「ささゆり物語」を何度もちゃんと聴いて行ったのですが、冬美ちゃんが歌うのになんで冬美ちゃんを主人公にしないで、物語の語り部みたいな歌詞なんだろう?と不思議に思っていたのですが、以上のお話しを聞いて、ああ、冬美ちゃん用に作ってないからだったんだ。と合点がいきました。。。


せっかくならちょっと直せばよかったのに。なんてことは言いませんけども(←言ってる)


冬美ちゃんが歌うなら、1番は志津の熱い恋心。2番は恋焦がれながら旅するところ、3番は伝説となった風景の今。

冬美ちゃんが作詞した安珍清姫モデルの激情の歌「炎情」くらい激しい女唄だったら「坂本冬美の歌」っぽいのにな。なんて思いました。


実際の冬美ちゃんの生歌唱はCD音源よりも明るめに聴こえました。

初見で聴いたときは曲調から冬美ちゃんが主人公の「千筋の黒髪」みたいな歌だと思って聴いていたのが、先程の徳久先生からの説明で、あ、これは物語を伝える歌で冬美ちゃんが主人公の気持ちを歌っているわけではないんだ。


という私の気持ちが、なんというかドロッとした気持ちで聴かなくなったからそう感じただけかもしれません。


んで、「ささゆり物語」からの「浪花魂」だったので、これまたパァーッと明るくなってもの凄い振れ幅!!!


さらに物語といえば、、、フルコーラスで成仏までしちゃう「ブッダのように私は死んだ」そして、八百屋お七モチーフの完全主人公の「夜桜お七」と続いちゃったもので、冬美ちゃんのオリジナル楽曲の強さをより感じる結果となりました。


そう思うと、主人公じゃない歌、物語の語り部的な歌って思い付かないなぁ。。。


泉佐野市の地域の伝説というか実話を冬美ちゃんが歌ってくれるなんて、本当に贅沢な話しですよねぇ。いいなぁ。。。


今回、私は聖地巡礼できませんでしたが、早くに泉佐野入りした面々は雨の中山登りしてきたそうな。


またの機会に行かねばねば。