昼夜貸切のリオンドール貸切コンサートということで、毎年どなたかがゲストでコンサートが開催され、それが20回目とのこと。


冬美ちゃんは3回目6年ぶりとのことでしたが、同じ地域ではないと思いました。


今回は福島のリオンドール限定でのポイント交換によるイベントでしたが、他地域にもリオンドールあるし、並んだときに知り合った方々が毎年このイベント行ってるけど冬美ちゃんコンサート初めてと言っていたので。。。真偽は定かではありません。


(※6年ごとに同じリオンドールさんの貸切が會津風雅堂で開催されていました。)






ということで、オープニングトークでは

「リオンドールでたくさんお買い物して頂いた大切なお客様」「コジカカードでポイントを貯めて、、、」というローカルトークで一気にお客様との距離を0メートルにする神業(笑)さすがです!


さらに、「楽屋に89才の青木様というおばあちゃまが色とりどりの霞草を入れてくださいまして、東京に持ち帰らせて頂き必ず飾らせていただくのですが、、、どちらかのお席にいらっしゃいますか?」

と探され、見つけると

「ああ、ありがとうございます!大切に持ち帰らせて頂きます!!」

「あと、名乗ることもなくブルーベリーを入れてくださった方も(笑)お名前をいただかなかったのでお名前がわからないのですが、立派なブルーベリーをくださった方もこの中にいらっしゃるんでさけども、どこかで観て頂いていますかー?」


こちらは残念ながらわかりませんでした。


なかなかない光景でしたが、開演前のアナウンスで

「ご本人へのプレゼントは直接渡せないけれども、係の人に預けたら責任をもって必ず届けます」

という趣旨の説明が流れていて、ずいぶん変わったアナウンスがあるんだな?と思いました。

土地柄なのか、リオンドール貸切あるあるなのかわかりませんが、そんなことがありました。


ちなみに終演後のアナウンスも変わっていて

「知らない人についていったり、または知らない人を連れて帰ったりしないでください(笑)」なんてのがありました(笑)


ユーモアの土地なのでしょうか?(笑)

面白かったです(笑)


ファミリーも10人以上潜入していましたが、それとは別に自作法被を着て気合いの入ったファンの方や、後方からもウチワを振ったり掛け声をするファンの方もいて、会津坂下待ちから数人のグループで来たという方々もいました。


猪俣公章先生のお墓参りで毎年来ているというお話しも冬美ちゃんから話されていましたが、多くの方がすでにそのことを知っているホーム感が客席にあった気がします。


特に前方の席の方はどこかのお店に並んで引き換えをしたに違いなく、冬美ちゃんのコンサートが観たい!という気持ちがなければ来られないシステムなので通常コンサート以上に客席の冬美ちゃん観たい度は高かったかもしれません。


あ、通常コンサートもチケット買わないと来られないから同じか?


いや、やっぱり今回のほうが熱いか?まあ、そんなわけで最初から盛り上がり、冬美ちゃんも楽しそうに進んでいきました。


私的には「想いびと」をずっと聴き込んで、行きの新幹線でもどっぷりとその世界にいたので、目の前で観るいわゆる「坂本冬美」業の坂本冬美さんと、あのアルバムの中の坂本冬美さんがうまくリンクせずに、えっと、あのその、あの方は今日はご出演されないんですか?的な戸惑いがありました。


カバーコーナーのときに

「今まで6枚のカバーアルバムを出させて頂いてるんですけれども」と安定の過少申告のあとに「想いびと」に少しだけ触れられ「今日はその中からは歌わずに、、、昭和の歌姫の曲を歌わせて頂きます」


という感じでごくサラッと流されました。


夜のほうがもう少し冗さんのコーナーでも話されていましたが、なんとなく、ここにいる人には関係ない情報。くらいに感じました。


別名義での活動くらい切り離して考えられているのかな??とも思うほどでした。

あ、ご自分で「私じゃない人が映っていますけど(笑)」と自虐的に素晴らしいジャケット写真のお話しをされていました。


あ、そうだ、夜の部でドレスコーナーで「想いびと」の話しをされているときに、客席から咳払いが聞こえたのですが、冬美ちゃんが即座に


「え???」

と耳に手を宛てて「聞き逃したからもう一度言って!」のポーズ。


当然、何もかえってこなかったら


「やだ。空耳!!買ったよ!って聞こえてしまいました(笑)」

バンドさんの方を振り返り、照れ笑いしながら

「やーだ。もう。都合のいいことが聞こえて来ちゃう(笑)困ったもんです(笑)」


かわいかったです!!


そんな空耳を姫に聞かせてしまったことを反省。「買った」「聞いた」「良かった」など、なぜ言えなかったんだ。バカバカ。とか思いつつ、冬美ちゃんかわいい🎵とデレデレしちゃいました。


どうも、うまく目の前の坂本冬美様と想いびとの坂本冬美様の歌声がまだ脳内で合体できずにいて、ボーっとしちゃいました(言い訳)


あ、あと夜の部で「冬美ちゃん、キレイ!」のくだりで、えみちゃんが「冬美ちゃん!」って言ったら冬美ちゃんが「ほえ??」みたいな変なお返事(笑)ご自分でもウケちゃって「ほぇ?とか言っちゃった(笑)」と。


実際には「ほぇ?」じゃなかったんだけどなんていったか忘れてしまいましたが可愛かったです。


夜の部では舟唄の「あかりがぼんやりともりゃいい」の歌詞を「女は無口なほうがいい」の部分で歌ってしまい、すぐに「ストップストップ!ここは間違えたらダメでした。ここは間違えてはいけません。すみませんがもう一度最初からやらせてください。今のはなかったことにしてください」

とイントロから歌い直しされました。


最近では記憶にないので珍しいことでした。


ちなみに昼はブッダで同じようなというか歌詞違いで2番の歌詞を歌い1番に戻ることがありましたが、こちらはよく戻れるな。というスムーズな切り替えで乗り切ってらっしゃいました。


冗さんとのトークで舟唄を歌い直したことを言われると


「だってあそこは間違えるわけにいかないです。みなさん八代さんを思い浮かべて口ずさんでいらっしゃるのに、あれ?ってなりますでしょ?実際前の方からクスッと聞こえましたし、これはこのまま進むわけにはいかないと。。。」


とおっしゃっていました。


そして、歌い直した舟唄がいつもに増して素晴らしくて、その後のかもめの街の迫力も、火の国の女の情念も濃かったように感じました。


おそらく聴く側の自分の集中力が上がったからだと思いますが、ほんの少しのことでいつも観ているコンサートがグサリと心に刺さることがあり、その瞬間のなんとも言えない感動が、こうして何度もコンサートに自分を引き寄せるんだと思いました。


生のステージの良さを更に感じた出来事でした。


猪俣公章先生のお話しも多めにされていて、あばれ太鼓を「この歌は流行らないと思う!」と言ってしまったエピソードや、お墓参りに来たけどまず「先生、遠いよぉ。。。」(←この言い方がかわいかった♪)って言うんです。


とか、


「遠いといっても車で5時間くらい。私が運転するわけじゃないですから、ちょっと寝ていれば着きます(笑)」


「たまに楽屋にハエとか虫が入ってくると、猪俣先生かな?お父ちゃんかな?なんて思うんです。なかなか出ていかないと何か伝えたいのかな?とか。そーいえば今日は来ませんでしたねぇ。お墓でしっかりと色々ご報告できたからかな?」


冗さんに猪俣先生も今の冬美ちゃんの立派な姿によくやった!と褒めてくれてるでしょう。と言われて


「そうですね。。。まさか、こんなに長くやれるとは先生も思っていらっしゃらなかったんじゃないでしょうか」


なんの話しからあトークで眉間のシワの話しになり


「最近はテレビも4Kだの8Kだのまったく迷惑な話しですよ。眉間のシワも毎日テープ貼って寝てるんですよ(笑)でも岸壁の母を歌ったらそんなのいっぺんに意味ないですから(笑)

でもテレビで歌うのに、あ、眉間のシワ!なんて思いながら歌ったら歌にならないですから!」


ジェスチャー付きでのシワ解説が愛おしく、お顔の映りより歌声、表現をもちろん第一に考える、それが当たり前のことでしょう!としている冬美ちゃんが素晴らしいと思いました。


あ、あとカバーコーナーで

「昭和の歌姫といえば」の質問?に、昼は

「二葉百合子!」の声。

冬美ちゃんはとても嬉しそうに

「二葉百合子先生!!そうですね!!でも二葉先生のコーナーはもう少しあとにありますから(笑)ここでは別の方の歌を聴いてください♪」


夜の部では

「島倉千代子!」の声。これまた嬉しそうに

「島倉千代子さん!!そうですね!ちょっと長くなってしまうんですけどいいですか?あ、今日は歌わないんですけども、、、(笑)」

といって、「あら、若く見えるわねぇ。」のモノマネお千代さんまでフルバージョンでお聞かせくださいました♪


臨機応変なお話しもさすがですが、縁の方のお名前が出た時の嬉しそうな反応が素敵です。


あ、書いたか忘れましたが先日の四日市コンサートでだっけかな?このコーナーで「坂本冬美!」という回答があり

「ありがとうございます!(笑)ギリギリ昭和ですけども、、、もっと先輩の方々です」

だったっけかな?これもとても良い間違いでした♪


あ、あと、生着替え、、、ではなく、ストールの掛け替えマジックショーのコーナー(笑)では完璧に何かコツを掴んだ冬美ちゃんが、めちゃくちゃドヤ顔で黒ストールをキメる部分が新たな見所となりました(笑)

岸和田でもきっと観られると思います。


クリアブギウギは、昼はセリーヌ氏がリオンドールで6本セットのロング缶BOXを買い込んで最前列で見せるという荒技に出たおかげで?ララララララはないものの歌ってくれましたが、夜の部はなしでした。


岸和田では歌って欲しいので皆さん各自クリアアサヒ 持ってきてくださいね(笑)




そんなわけで本編と言いつつも脇道の話しばかり書いてしまいましたが、昼夜ともに本当に素晴らしいコンサートでした。


特に、夜の部の風に立つの力強さは会館がビリビリ震えるほど!!


終演後にもアンコールの声がかかっていましたが、本当に関東的なコンサートでした。


やっぱり大変な思いしても、コンサート2回には変え難いよねぇ。なんて思いながら郡山に着く頃に冬美ちゃん便りが更新されて「次回は川越」という新情報。


え?あの、またリオンドールさんの貸切が??


お、おおおおおお。嬉しい!!けどまた並ぶのね(笑)コジカカードは川越で作り直しかしら??


追っかけの道は茨道。

美しい薔薇を愛でるには茨道上等!!


詳細検索から、茨道追っかけは続きます(笑)



冬美ちゃん、素晴らしい素晴らしいコンサートを2回も!ありがとうございました!!!