うたコン行ってきました!


放送前にご出演者が雛壇に迎えられ、ひとりひとり名前を呼ばれて席に着くのですが、冬美ちゃんは呼ばれず。


少し経つと二葉百合子先生が袖から見えて、すぐ後ろを支えるように冬美ちゃん♪


その場から動かないのでこれは一曲目かな?と思うと司会の谷原さんが

「本日のオープニングは二葉百合子さんと坂本冬美さんです」

と紹介してくれて、大拍手。

ゆっくりと舞台中央に行く間に

「ふゆーみちゃん!」の掛け声をしました。


「オープニングまで30秒です」と谷原さんがおっしゃって、客席が静かになったところで勇気を出して(笑)


「二葉先生!!」

と掛け声をしたら、冬美ちゃんが大きく頷いてくれました。

二葉先生が大きく礼をされると、またもや客席から大拍手。


冬美ちゃんは二葉先生の背中に手を当てて、何度もポンポンしていました。


久しぶりのNHKホールでの歌唱で緊張感に包まれる師匠を、頼もしく支えるお弟子さんの冬美ちゃん。


このお二人のシルエットはいつでも美しく、冬美ちゃんの眼差しは敬愛に満ちて、、、


きっとまたこのお二人を観られると思いつつも、冬美ちゃん便りに「今回が最後」とあったので、しっかり目に焼き付けておこうと心は正座で集中して聴かせて頂きました。


二葉先生の歌はいつでも大きな拍手と涙を誘います。


岸壁の母の内容もそうですが、その歌声自体に溢れる想いを乗せて歌われる二葉先生の歌はいつでも特別です。


ところどころで冬美ちゃんも歌声をそっと重ねますが、ご自分が歌わないときも、セリフのときも、しっかりと心で冬美ちゃんは一緒に歌ってくれていました。


勝手に想像すると、二葉先生にぜひご出演を。というオファーに、生放送に向けて体調が万全でなければお客様に失礼になる。とお断りする二葉先生を「そのときは私が変わりますから先生ぜひ皆さんのためにご出演なさってください」

と冬美ちゃんが引き受けたのではないかと思いました。


徳光和夫さんの番組の明治座のときも、間際までシークレットゲストとされていたのもそういった事情かな?と思っております。


それだけ、二葉先生はステージに立つことの責任を重く受け止めて、歌の道を真摯に歩まれる方だと思います。


芸道に、歌道に、素晴らしい師匠に出会えた冬美ちゃんは、師事してから変わることなく二葉先生を敬愛し、その歌に対する責任や姿勢こそを学び続けられているのだと思います。


その一方で、プレッシャーに慣れることなく歌われる二葉先生の緊張や体調を気遣われ、常に背中を支えられる体制で、私がお守りしますから。という頼り甲斐のあるお供役でもありました。


すけさん、かくさんの二人役もしっかりと果たされていました。


二葉先生が冬美ちゃんの心の支えであるように、二葉先生も冬美ちゃんが隣にいることを心強く感じてくださっているのも嬉しかったです。


結果、二葉先生はいつも通り素晴らしい歌を届けてくださいましたが、それが決して当たり前では無いことは、お二人の様子から伺い知ることができました。


ご自身がスターでありながら、二葉先生といるときの冬美ちゃんは常に変わらずお弟子さんであり、そうさせてくださる二葉百合子先生の存在の大きさが素晴らしく、お二人の仕草から歌からそのことが感じられてなんとも言い難い気持ちです。


歌に導かれお二人が出逢い、20数年を経て、今日このステージを観せて聴かせて頂けたことに、心から感謝いたします!


私にだって、こーゆー真面目な感想の日もあるんです(笑)