今更ですが町田コンサートレポを。
町田市民ホールはキャパ900人弱で二階席のない冬美ちゃんが大好きなサイズの会館です。
コロナ前の4年前にもここでコンサートがあったとのことですが、どんなコンサートだったかの記憶なし。
駅からやや遠くて、昼夜の間に彷徨った記憶のみ(笑)
昼夜ともに満席♪
特に昼の部は前方、後方の間の通路の補助席まで埋まるみっちりとした満席で、始まる前から冬美ちゃんを心待ちにする空気が充満していました。
ファミリー席は点在していて、昼の部は13列上手や14列下手にもファミリーの列がありました。
幕が上がると足元しか見えていない冬美ちゃんにも冬美ちゃんコールが!
祝い酒のお約束コールを待ちきれない掛け声がイントロからかかります。
お約束コールのところも全員言った?ってくらいの大ボリューム。
最後にお酌ポーズでニコリする冬美ちゃんにも五月雨式にたくさんの冬美ちゃんコール。
いつもは歌い終えて一声、ひた声かかって、その後は冬美ちゃんがご挨拶して
「坂本冬美でございます」
の後に冬美ちゃんコールがかかりますが、この日は歌い終えてすぐの冬美ちゃんコールが止まらない。
気持ちよさそうに冬美ちゃんコールが収まるのを待つ冬美ちゃんを見ながら幸せな気持ちが伝わってきます。
いつも通りにご挨拶をして、さらに冬美ちゃんコールが続き、最後は「さかもとふゆみさーん!」を受けて
「フルネームで呼んで頂きまして(笑)ありがとうございます」
としまりました。
ああ、関東コンサート。って感じ♪
関西だとこーゆーオープニングもありますが、関東は比較的静かな客席のことが多く、会場も2000人以上のところが多いので、これだけファミリー濃度の高いコンサートは珍しいのです。
前回の町田コンサートが思い出せませんが、これは町田市民ホールを関東盛り上がりスポットに指定して、毎年開催にして欲しいと勝手なことを思ってしまいます♪
冬美ちゃんも全身でコールを受け止めて、国際フォーラムでのモヤモヤが1曲でスッキリしました。という本音トークで返してくれました(笑)
上手の中段くらいに大興奮してる方がいて、何か会話して面白かったのですが、忘れてしまいました(早く書かないからっ!)
再会酒場での乾杯の説明を終えた瞬間に
「かんぱーい!!」と客席から声(笑)
「はやいはやいはやいはやい!お父さん早いって!全部歌い終えた後ですよ。ぜんぜん話し聞いてないですね!」
とキツめのツッコミを入れる冬美ちゃん♪
ファミリー濃度が高ければ高いほどSっ気が強くなる冬美ちゃん♪大好物です♪
再会酒場からの桜の如く。
ペンライトがない人も指で冬美ちゃんのポーズのところを一緒にやっていました♪
♪のーーーぞみ捨てずに 歩いていけば きっと光はみえてくっるっ♪
いつでも全力投球なお姿の冬美ちゃんが歌うからカッコいい。
お着物姿の襟元、帯までの距離、細さもシルエットも全て完璧!坂本冬美カッコいい!!!!
決めポーズで暗転したときもヒュー!!みたいな声がかかっていた気がします。
そしてまた君で登場して、掛け声忘れがあって(笑)
変な間があった様子は見ていたんですが、少し肩を上げてククッと笑いを堪えるような仕草で
「催促しちゃったみたいですみません」
とおっしゃいました。
どうしたのかな?なんて思って見てました。私がどうしちゃったのかな?ですけど、、、ほんと呑気にかわいいなぁ。どうしたのぉ?みたいな感じで見守っちゃってました。。。
ひばりさん紹介のキャーーーのくだりもうまくいったと思うのですが、掛け声忘れの動揺のため記憶なし。。。
ちあきなおみさん、八代亜紀さんのお話しがあって舟唄。
1月のコンサートから舟唄を何度も歌ってくれていますが、その毎回に八代亜紀さんへの感謝の心が籠っています。また、我々の行き場のない悲しみも乗せて八代さんに届けてくださっていて、天界と繋がるところに冬美ちゃんの歌はあると感じる瞬間です。
真っ赤な太陽は上手で歌う1番で若干のモゴつき。
絶好調のときに出るモゴつきです♪歌詞より気持ちが走っちゃう感じで、こーゆー瞬間観るの大好き♪
私は下手前方だったので2番で目の前に来てくれるのを心待ち♪(やらかしたくせに)
いやーーー、白い♪腕長い!顔小さい!スピーカーが近いので、目の前で歌ってくれてる声が左耳から聞こえてくる違和感と闘いつつ、視覚情報に集中しつつ、歌声を愉しむにはこの席は無理とか、いやいやそんなこと後で考えればいいからとにかく網膜に焼き付けようとか、そんなことを考えているうちにヒラヒラと冬美ちゃんは中央に去って行かれました。
キレイやったなぁ(ぼーーーーっ)
かもめの街の第一声の
「やっと店が終わって」の「や」が凄くていつか書きたいと思っていました。
Yaなんだけど、aがないようなYaなんです。
音で歌うタイプの方は逆でYaのYがとれちゃってaの音で全部歌っちゃう。
全部ベターっと音、メロディーが押してきちゃうと歌詞というか意味が伝わらないのですが、冬美ちゃんの歌はメロディーが隠れるくらい歌詞というか気持ちが伝わってきます。
かもめの街はそれがとてもわかりやすくて、歌い出しの「や」の置き方でもう、この女性の気持ちがスッと会場中に伝わります。
「やっと店が終わって」まではメロディーなし。
「ほろ酔いで坂をおりるころ」で低音が大人の独りの女性を感じさせます。
実際にはメロディーあるし歌なんだけど、歌以上の情景や背景や言葉にはできない空気を客席にさっと広げるこの瞬間が素晴らしい!!
2番の「色んな人がいたし 色んな人がいなくなった」は悲しすぎるのですが、これが言葉通りにグサっと来るのも、1番の出だしの「やっと」のところからもうこの世界に入れるからで。
冬美ちゃんの歌の素晴らしさはサビじゃなくて歌い始めの一声にあるのですが、それが際立っているのがかもめの街だなぁ。と。
これをいつも最初の「や」を聴いたときに、これーーー!って思うのですが書くのを忘れてしまうのです。。。
はぁ、やっと書けた。
ちなみに桜の如くの1番と3番の「どーーーんな」と「のーーーーぞみ」の最初は同じように聴こえます。これはメロディーのドーンと伸びる感じが強さや明るさや折れない心を表しているので、ドーーーンと伸びる声でこの歌の真髄を伝えてくれています。
曲の世界観に一声目から、まだ歌詞の内容もメロディーの展開もないところからグッと入らせてくれる冬美ちゃんの一声目が、素晴らしいというお話しでした。
そして、新曲のほろ酔い満月!!!
新曲説明のトークをしてから、マジシャン風にストール変更♪
「ちゃらららららーーーー。ちゃらららららーらー。あれ?えいっ!たったこれだけのことなんですけどね。うまくいかないなぁ。やり始めてから1回くらいしか成功してない気がする。年取るとだんだんこう、背中に手が、、、」
などモゴモゴ言いながらのサービスタイム♪
良き♪♪♪♪♪
こんなかわいさを見せておいてからの妖艶な腰振りや顎クイで攻めてくるイケナイお姉さん。
もはや、ギャップ萌えを逆手にとってわざとかわいくモゴついてたんじゃないかと疑うレベル。
こーゆーこと天然でしてくるお方なんで、気を引き締めて、、、、デレーーっと、、、、えーっと。好きーーー!!(あ。堕ちたw)
こんなことになってしまいますです。はい。
ええっと、それから岸壁の母があって、宝さんの太鼓の熱演があって、あばれ太鼓、男の火祭りと駆け足にはしょりまして。。。
冗さんとのトークでは会館の自主公演だから「のぼり」が出てましたね。と言われて、
「のぼり???あら?見てないかも。楽屋に入るところですか?え?あ、お外?じゃあ写真撮ってきてもらいます。すいません、気が付かなくって。夜の部までに見させて頂きますから」
と。
はいはい。と話しを合わせるわけでもなく、本当に普通にまっすぐに知らないものは知らない。と言う正直さがわかるトークでした。
テレビ出演の話しだったか、番組内容の話しを冗さんがしていたときも「観てない方はなんのことだかぜんぜんわからないじゃないですか。ねぇ」みたいなこともおっしゃっていたような。
うたコンでの能登はいらんかいね。のお話しでは御陣乗太鼓やお面が無事だったこと。今は行けないけど復興したらお伺いしたいこと。などをお話しされていました。
かなり進化した一人芝居で楽しませて頂いてから酔中花、ブッダ、夜桜と続きます。
あっ!!書き忘れた!
昼の部にほろ酔い満月の作詞の田久保先生がいらしていたんでした。
ご自分での新曲紹介のときにも田久保先生がみえているので緊張している。とお話しされていましたが、冗さんとのコーナーでもそのことに触れ、
冗さん
「田久保先生どのあたりにおみえですか?」
冬美ちゃん
「そーゆーのお嫌いかも。あまり表には出ないタイプの先生ですので。」
冗さん
「田久保先生〜!どちらですかー?」
最後列で田久保先生の隣の方が立ち上がってココ!ココ!ってやってる(笑)
冬美ちゃん
「せんせーい!すみません。。。今日の歌はどうでしたでしょーかー?何かサインでも出していただけると、、、(笑)」
先生大きく○のサインを両手でしてくれていましたが、冬美ちゃんからは見えなかったようです。
冬美ちゃん
「そんなこと言われたって困りますよね。。。」
「一生懸命歌っていきますので、素晴らしい歌をありがとうございました〜〜〜!」
こんな感じでした。
本当に素晴らしい楽曲、そして歌唱、ありがとうございますです。はい。
そんなこんなで、夜桜お七も終えて鳴り止まない拍手。
特に夜の部では900人弱と思えない大音量の拍手が止まらず。
一声ご挨拶をしてまた大拍手。
ついには冬美ちゃん土下座でも拍手止まらず。。。
頭を下げたまま拍手に包まれていますが、なんと小さく体を折り畳むことでしょう。
お顔を上げると座ったままご挨拶。
「何があるかわからない時代、1日一日を大切に、このステージが最後になるかもしれないという気持ちで、精一杯生きて歌っていこうという気持ちです。今日頂きましたこの拍手を力にして、これからも精一杯歌って参りますので、これをご縁に、これからも坂本冬美をよろしくお願い申し上げます。」
というようなお言葉でした。
そして、風に立つ。
んまぁ、もう。。。それはそれは力強く、身体から魂を前に前に飛ばしていて、ご挨拶の言葉どおり全部出し切ってここに置いていくからね!
という歌でした。
本当に客席も冬美ちゃんもハッピーに満たされた素晴らしいコンサートでした!!!