ちなみに「桜の如く」はコンサートでは1番・3番の2コーラスです。

 

で、3番を歌いきってから

 

「2番から歌ってしまいました・・・」

 

と言って、次に1番を歌ってくれました。

 

この間奏のときか、桜の如くの前奏のときだったかに、かなりの距離をお着物姿でダッシュされました。

 

歌詞は入れ違いになりましたが、ダッシュ後にも歌声がぶれることはなく歌われたのが印象的でした。

 

今考えると、握手よりも袖タッチのほうが冬美ちゃんのお顔との距離は近いから、夜の部で袖タッチしてもらったときに過去最高に冬美ちゃんのお顔を近くで見たんだなぁ。と思います。

 

テレビでドアップになると、そんなに近くで映さなくても・・・と思いますが、肉眼でお顔を近くでみたら、んもう、それはそれはこの世のものとは思えない美しさなんです。

 

縮尺がまず違う。お顔が小さくて、その小さなお顔の中に全てのパーツが収まっているのが・・・ほんとに観たことないものを観たときの感動なんです。

 

「かわいい!!かわいい!かわいい!!!」としばらく連呼しましたし、お隣の方も「かわいらしいわぁ。」って感動してたし、終演後に最前列の並びの方々全員と、袖タッチしたときの冬美ちゃんのお顔のかわいさを語り合って幸せをわかちあったほどです(笑)

 

で、昼の部に戻りますね。

 

1番というか2番を歌いきってから走ってステージに駆け上がり、キメのポーズをとびきりのかっこいい笑顔できめてくれました!!!

 

だけど、肩で息をするほどゼーゼーしてました。

 

歌声はぶれなかったけど、あれだけダッシュしてたんだから、そりゃそうだろうなぁ。という感じ。

 

それなのにすぐに暗転して「能登はいらんかいね」の前奏が流れます。

 

冬美ちゃんは浜松コンサートのときのように顔中に汗をかいていて、目が真っ赤。

 

汗が両目に入って痛かったんだろうなぁ。それとも泣いている?

 

ハンカチで目を拭きながら、息を整えて上手方向に歩いて正面を向き、第一声の

 

「か~~~けた~~~~」

 

が涙声な上に聞いたことないしゃがれ声みたいになりました。

 

すぐに

 

「ちょっと、ちょっとこれは・・・ストップ~~。すみません。喉が張り付いてしまって・・・」

 

「もう一度やり直させてください。先程からすみません。今のは見なかったことにしていただいて・・・」

 

まだまだケコケコしているし、とても歌えるようには見えませんでしたので

 

「ゆっくりやすんで!!」

 

と声をかけると

 

「そういうわけにはいかないのよ(笑)」と。

 

すぐにまたイントロが演奏されて、冬美ちゃんは一生懸命に呼吸をととのえて、ほんとにこの間が短かったんだけれども、今度はいつもの素晴らしい歌声で歌い始めて最後まで歌いきってくれました。

 

能登はいらんかいねは間奏で御陣所太鼓を膝をおってかがんで聴くくだりがあるのですが、そのポーズでもゼーゼーすることもなく涼しい顔。さすがです!!!

 

歌い終えると・・・なんて言ったんだっけかなぁ?

 

「お見苦しいところをお見せして本当にすみませんでした」

 

みたいなことを言ってお辞儀をしてはけていったと思います。

 

んで、冗さんが登場して、バンドさん紹介。

 

いつものポツンと一軒家のお話までキッチリして、また君で冬美ちゃん再登場♪♪

 

ドレスは見たことのない黒の細いシルエットのものですが、雨の別れ道で着ていたような肌色に近い地の上にレースのスパンコールの黒の柄が重なっているようなドレスなので、パッと見は透けているように見えます。

 

とくに横には腿あたりから下にかけて大きなスリットが入っているのでドキっとしました。

 

そんなに大胆なはずあるまい。と心を落ち着けると、ああちゃんと肌色地の布があるじゃないか。勘弁してくれ、私の目め。

 

シルエットもとてもきれいで、正面からみても、横姿の歩いている姿もすてきで、ウエストが薄いなぁ。とか、やっぱり腕が長いなぁ。とか、さっきまで振袖で走り回っていた方とはまた別人のようにエレガントで本当に素敵でした。

 

歌い終えると・・・たぶん度重なるハプニングのお話をされたかな?

 

あ、そうだ。

 

「キレイ♪」

 

と言ったら

 

「こんなに澄ましていますけど、先程みていただいたように・・・」みたいな感じでハプニングに触れたような気がします。

 

その後の冗さんとのコーナーで話されたのか、この部分で話されたかが混同してしまいましたが、両方合わせて色々なことをおっしゃっていたと思います。

 

加賀屋さんのディナーショーということで、気合いが入っております。

美味しいお食事もいただいて、これはもう頑張らなくちゃということで、いつも以上に気合いを入れた結果・・・空回りしてしまいました。。。

 

みなさんと乾杯をいたしましょう。と言ったのに、乾杯を忘れて曲が終わってしまったり。

 

今日の大失敗は私の37年の歌手人生でも忘れられないでしょう。もうひとつの大失敗は、紅白歌合戦。7回ほど歌わせていただいている夜桜お七で、今日と同じように1番の「赤い鼻緒がぷつりと切れた すげてくれる手ありゃしない」のあとに突然2番の歌詞を歌ってしまい。あら?なにか、なにかおかしい??と思ったものの生放送ですから、いけない。こんなことを考えていたら歌が止まっちゃう。と思って歌い続けたんですけれども。歌い終わったらマネージャーが「やっちゃいましたね」って。。。

 

私は一生懸命。今日だって一生懸命がんばって間違えちゃったのに、マネージャーは「やっちゃいましたね」って。そー軽く言うんですよ(笑)

まぁ、そんなマネージャーとも34年くらい一緒にやってきておりますけれども(笑)

 

と、なぜか巻き沿いを食って意地悪マネージャーにされる鈴木さん(笑)

 

ぜんぜん話が前後しちゃうんですけど、オープニングトークを思い出したので書いておきます。

 

ご挨拶が済んでから、左右のお客様と会話されるくだりで、まずは下手の中央ブロック端のゆりちゃんに気付きお声がけ。

 

「一番前にお子さまが。何歳??9歳?まぁ。9歳でディナーショーなんてお金持ちね(笑)おしゃれして・・・かわいいお洋服にネックレスもして。イヤリングまで。おしゃれしてきてくれてありがとうね。」

 

実は、ゆりちゃん、前日から我々ファミリーにもこのディナーショーに向けてかわいい服を買ってもらって、オシャレしてショーを観るのをとても楽しみだと自慢してくれていて。

当日も朝食で汚しちゃダメ。ということで直前に着替えて(笑)

ネックレスやイヤリングやティアラや靴も、全部自慢してくれていたから、冬美ちゃんが全部を言ってくれてぜったいにちょ~~~~~~嬉しかったに違いない!

 

冬美ちゃんも初見で全てを褒めてくれるなんて、ほんっとにすごい洞察力!!!

褒められて嬉しいことを瞬時に言ってくれるのは冬美ちゃんの才能だと常々思っているのですが、このときも、

「おお、すごい!ゆりちゃんおめでとう!!!!」と思いました。

 

上手側はきみどりさんご一行の4人組。

 

「もう何度も(私のステージを)観てくださっていて。常連さんですね!今日は4名様で。はい。はい」

 

なにやら口々に冬美ちゃんに話しかけているのをかいつまんでマイクに乗せて言ってくれました。が、忘れました(笑)

 

こちらの皆様も終演後に話しましたが、もちろん有頂天で(笑)(笑)お気持ち、お察しいたします♪♪

袖タッチも最前列だったからみなさんできたようで、めちゃ興奮されておりました。

 

ええっと、どこまで行きましたっけ。

そこから、カバーの話をされて、真っ赤な太陽と、客席に降りる階段に座ってくれて恋人よ。を歌ってくれました。

 

そうだ。私は2列目の真ん中だったのですが、1列目の方と席が完全に重なっていて、きっとあの目の前の階段に座って歌ってくれるだろうけど、そうなったら見えないなぁ・・・なんて開演前に話していたんです。

 

そしたら、真っ赤な太陽が終わったところで、1列目の私の前の男性が席をたってくれたのです♪

そのほかにも何名かバラバラと歌中に席を外すかたがいたのですが、ディナーを食べて飲んでいますからお手洗いにいく方がいたんだと思うのです。

ディナー終了からショーまでが短くて、同フロアのお手洗いがとてもとても混んでいたから、ディナー後にお手洗いに行かれなかった方が我慢の限界をむかえたんだろうなぁ。と思っていました。

 

それにしてもなんと良いタイミングで席をはずしてくれたんだろう♪と超感謝しました♪できれば、歌い終えるまで戻ってきませんように・・・と申し訳ないけど祈りました・・・

 

ということで、目の前で「恋人よ」を拝むことができて、それはそれはそれはもう、最高!!!!!!

 

2列目だけど膝ブルブルになりました。このとき立ち上がれって言われても生まれたての小鹿くらいヨロついたと思います。

 

そのまま「火の国の女」ですから興奮絶頂!!!!

 

その後、結局1列目の方が戻ってこなかったので、最後まで2列目だけど1列目気分で観ることができました。

 

最前列ど真ん中ですから、たぶん戻って来られずに、どこか後方か端の席でご覧になったんだと思います。

ほんとすみませんが、ありがとうございました。

 

宝さんの太鼓があってあばれ太鼓!

 

お着物はカレンダーの11月12月の黒字に赤のクジャクの羽の模様で金も入っていて、ビシ~~~~っとして、ほんっとにかっこいい!!!!!

帯も金で、同じくクジャクの羽模様。

 

どっかで見たことあるような、ないような。えっと、えみちゃんならすぐわかるのに、観たっけ?観てないっけ??を夜の部終わるまで自問自答(笑)

 

男の火祭りの練習があって、男の火祭り。

 

冗さんとのトーク。

 

ハプニングのところはさっき書いちゃったので、そのほかですと、

 

冬美ちゃん「先日、あの女優の・・・えっと名前がど忘れして出て来ない・・・お食事させていただいたんですけれども」

 

冗さん「吉永さゆりさん?」

 

冬美ちゃん「そうじゃなくって・・・」

 

私「高島礼子さん」

 

冬美ちゃん「そう!高島礼子さんとはじめてお食事させていただいたんですけれども。高島さんがちょうどその2~3日前に人生ではじめて加賀屋さんにお泊りになったんですって。ずっと行ってみたいと思っていて、やっと行けたと。そうしたら私のディナーショーのポスターがあって。たまたまそのすぐ後にお会いしたもので。それで、高島さんがあの加賀屋さんでディナーショーができるなんて冬美さんはすごいですね。っておっしゃって。

何度か加賀屋さんでディナーショーをさせて頂いていますが、あの大女優の高島礼子さんがやっと行けたという加賀屋さんでこうしてショーをさせていただける。しかも117周年の記念の年にさせていただけるなんて、とてもすごいことだと、改めて思ったんです」

 

という、とても良いお話。

 

冗さんも負けじと、加賀屋さんのおもてなしの本に書いてあったことや、冬美ちゃんが劇場公演で加賀屋歌右衛門を演じた話などをされましたが、こちらも気合が入り過ぎたのか空回りのトークに(笑)

 

冬美ちゃんが待ちきれずに

「それは結局なんのお話?ご縁があるということでしょうか。みなさん何かオチがあるのかと思って聞いてらっしゃいましたよね」など辛口のツッコミで笑わせてくれました。

 

さらに、大人用の食事をたべきって満腹のため、眠気と戦っているゆりちゃんを発見し

「9歳の女の子、大丈夫?眠い?おじさんの話が退屈で眠たくなっちゃったかな???」

と辛口に追い塩(笑)

 

そんなこんなでお芝居仕立ての酔中花の説明から「酔中花」「ブッダのように私は死んだ」「夜桜お七」と続いて終了でした。

 

浜松のときもですが、この「酔中花」がとても素晴らしい!!!

ちょっと肩の力が抜けたいい女っぷりが急上昇♪

抜け感のある歌唱というのは冬美ちゃんには珍しいと思うので、1年以上歌って冬美ちゃんがこの歌を育てた。という感じがとてもして、冬美ちゃんにこの歌が舞い降りて、歌も幸せだし、冬美ちゃんも幸せだなぁ。一番幸せなのはそれを観られる私だけど♪という気分でした。

 

さらに連続してのブッダの流れが大好き!!

バンドさんからの音の圧も迫力があって、前夜に「やさしい夜遊び」で桑田さんが冬美ちゃんのことをみんな「好きになっちゃう」とおっしゃっていたなぁ。ブッダの歌唱には「名唱!!」とおっしゃってくれていたなぁ。ということもあって、感動も新たに♪という感じでした。

 

夜桜お七のあとには風に立つがあると思っちゃったので、最後の一曲と思わずに聴いてしまい・・・そうかぁ。コンサートじゃないから、この華やかな歌で最後だったのかぁ。最後だと覚悟して聴けばよかったあ・・・と思いました。

 

最後の3方礼もアンコールがあるからと勝手に思い込み、いっぱい手を振らなかったことを後悔・・・夜の部ではリベンジしました♪

 

そんなわけで、加賀屋ディナーショーの昼の部はハプニング宝庫となりましたが、もちろん大・大・大満足の内容で、幸せに満ち溢れておりました♪♪