冬美ちゃん便りで急に大注目の川島ケイジさん。

「今人」(イマジン)を素敵な歌声で聴かせてくれました。

勝手な休憩時間(本編に休憩時間はないのでセットチェンジの合間に各々休憩取るシステム)のときに、たまたま川島ケイジさんを見かけました。
スラッとした長身と独特の髪型で目立っておりました。
係の方に「客席で観たいのです」とチケットを提示されていましたが、そんな姿勢からも勉強熱心な方なんだと思いました。
きっと客席で冬美ちゃんの歌を聴いてくれたはず。

冬美ちゃんの歌を聴きながら、名前で呼ばれてるんじゃなく、歌手として、人としての冬美ちゃんだからこのイベントにお呼ばれするんだなぁ。と強く思いました。

ご出演の方々、皆さま素晴らしくて、サービス精神があって、ご自分らしさプラス、チャリティーでご出演しながら、集まった募金をするお客様にご自分の得意な演奏や歌を最大限お届けします。という気持ちをたくさん感じました。

割れんばかりの大拍手が気持ちよくて、ジャンル関係なく、素晴らしいものは素晴らしいのです。

「全音楽界による音楽会」というタイトルが最初は覚えられなかったり理解できなかったりしましたが、ジャンル関係なく本当に「全音楽界」としか言いようのない貴重なイベント。

来年も同じ3月11日に開催決定してるとのことで、冬美ちゃんのスケジュールが合ってご出演のときには、ぜひ観覧して欲しいイベントです。

チケット販売方法が独特で、指定席だけど無料。入場時に1万円以上寄付するというものです。

そのため、空席が出ちゃうのですが(たぶん無料購入した方が別の席も押さえようとすれば可能だし、入手しても行かなければタダなので)それがもったいない内容なんです。

全てに於いて善意で開催されており、行く側としてはこんな豪華で贅沢な音楽会を1万円で観られるというのは得しかないのです。

冬美ちゃんのおかげで、こんなに素晴らしい音楽会を観ることができて感謝感謝です!

湯川れいこさんも参加された合唱は手話の方も入って「きずな」が披露されたのですが、冬美ちゃんの手話歌をかじった人なら絶対サビのところ一緒にやっちゃいます(笑)そーゆー歌詞なんです。

勝手に手話歌参加しながら、音痴な私は手話歌って音痴でも合唱に参加できるからとってもいいな♪と嬉しくなりました。

あと、二曲目が華麗なる詐欺師たちの歌姫対決のときのカルメンのハバネラだったので、歌姫千秋さんを色濃く感じました(笑)
ってゆーか、あの歌がカルメンの中のハバネラという歌なんだということがわかって嬉しかったです。
今、CMでもあの歌が使われているものがあって、見る度にに「あ、千秋さん。。。」て思っちゃってました。

とてつもないソプラノの方や、テノールなのに女性キーのオペラを原曲キーで歌われた方、すんばらしい音色のヴァイオリンや、強さと優しさを表現するピアニストの方など、全部知らない方だし曲なんだけど、大拍手せずにはいられない素晴らしさでした。

本当ならスタンディングオベーションでアンコールが何回もかかるだろう演奏や歌ですが、それをそれぞれ持ち時間は限られているので出来ないのがもったいないような、本当に豪華でした。

歌声からも演奏からも技術的な素晴らしさ以上にその方の背景やその楽曲の素晴らしさや訴えかけてくる心を感じました。

音楽って言葉やジャンルがなくても心に伝わるなぁ。と何度も思いました。

そんな素晴らしい演奏や歌が続く中、21曲中で冬美ちゃんはラストから3番目でしたので、プレッシャーも大きかったと思いますが、これは冬美ちゃんだけじゃなく皆さんでしたが、「負けないぞ」とか「驚かせてやる」「一番目立ってやる」みたいな競い合う感じがなく、純粋に素晴らしい他の人の音楽を素晴らしいと感じながらご自分の音楽を奏でていらっしゃいました。

一流の方ばかりって、そーゆーことなんだとも思いました。

震災の支援のときに、アーティストじゃなくても、自分には何ができるだろうか。と誰しも考えたと思います。
できる人ができる事を持ち寄れば大きな力になることも、そのときに感じました。

「何もできない」と思わず、言わずに、微力でもいいから少しでも自分にできることをする。そーするしかないんだ。とも思いました。

今日参加されたアーティストの方々もきっと、今もそのようなお気持ちでこの音楽会にご出演されているんだろうなぁ。と感じました。

だからこそ、無料で参加してくださっているけれども、ベストの選曲をしてベストの音楽を届けてくださったのだと思います。

想いを形にするために運営してくださっている方々に感謝しましたし、この日を忘れずにわずかでも参加できたことが嬉しかったです。