2月26日

母の89歳の誕生日である

去年は市街地のシティホテルで米寿祝いランチを企画した。

 

あれから1年…

 

昨年末のベッドから転倒しての骨折という事件もあり

一体どうなることやらと思っていたが

今年もめでたく母の誕生日を祝うことができた。

 

今年も市街地のシティホテルのレストランのランチメニューをつらつら

見ていて、思わず「WEB予約のみ400円OFF」という言葉に誘われ

中国料理レストランの3,900円コース(WEB予約で3,500円)をポチったのは

先日のことだった。

 

 

棒々鶏とか有頭海老とかが盛られた前菜

白ワインも発注

 

 

 

冬の食材、寒平目も美味でした

 

 

 

 

牛肉と菜の花の炒めもの

大きなお皿にこじんまりと盛られると

自身の中でも高級感高まるのはなぜだろう

 

 

WEB予約時に入れたコメントに配慮いただき

デザートはバースデープレートにしてくれました

心遣い、ありがとうございます

 

 

左手にまだサポーターを巻く母だったが

ワイングラスを美味しそうに口に運ぶ姿を目の前にすると

この不肖娘の一連の親不孝が薄らいでいくようだった。

 

 

これからも世話かけますが、よろしくお願いします。

 

…と、母。

 

来年は90歳か。

そして、リコは55歳か。

 

色んな意味でグッと向こうの世界に近づく。

 

母もこの先は徐々に弱っていくだろう…

リコはこの先、恋愛することもないだろう…

むろん、結婚することもないだろう…

 

確実に言えることはリコはこの先「一人ぼっち」になることだ。

その境遇になることにも腹を括れた気がする。

蓄えなど全くないが、おんなひとり…なんとか細々と暮らしていけるだろう。

 

ひとりになったら、ネコを飼おうと思っている。

 

喋り相手がいないと呆けるというが、一人暮らししている高齢者はみんな呆けているのか?

そんなことはないだろう。

 

向こうの世界は怖いが、

どんな世界が広がるのか興味津々でもある。

 

 

あ、母さん、改めて

誕生日おめでとう。

 

 

 

 

◆母は春向けのシャツを購入しました。(母の自腹で)