今日はドロップシッピングの会社と商談。
個人で商品を選んで売って、配送や支払いはその会社が代行するって業態なんだけど、口コミ的に流行る商品がでるかもしれないから商品を卸してくれという。
置いておくだけで売れる商品なんてないのだ!
企画があり、仕掛けがあり、メーカーや販売店などの、その商品を売りたい!という思い入れがあって初めて商品は売れるのだ。
システムはあくまでもツールであって、意思をもたない商品はどんなシステムにのせても売れない。
テレビCMやマスコミ、WEB広告などですでに売れる仕掛けが済んでいる商品でさえ、販売側の思いや戦略なくして売れ筋になることは難しい。
まずは商品企画で力のある商品を作り、更に販売企画で売り手にも買い手にも商品を伝わりやすくする。
そして商品を大切に売ってくれる無数の店舗に扱ってもらう。
商品には愛を!
販売ツールがPCだろうがモバイルだろうが店だろうがテレビだろうが、基本は商品に愛を注ぐこと。
その気持ちがなければ物は売れない。
もいひとつ今日の話。
採用活動の面接で応募者から社員に質問をさせた。
「1番オススメの商品はどれですか?」
の質問。
簡単だと思い、普段口数の少ない子に解答させようと振ったら、長い沈黙のあと、
「どの商品にも思い入れが強いので、ひとつだけ選ぶことはできません。」
質問の解答としては不正解だし、営業担当としては頼りないけど、一緒に働く仲間としては最高にうれしい回答だったと思う。
仕事への取り組みや姿勢は給料に見合うものがあれば文句はないが、人の力を伸ばすのに必要なのはこんな気持ちを伝え、理解してもらって実行してもらうことだと、今更ながら確信した。
忙しいが、いい仲間に恵まれて仕事をしている環境に感謝の気持ちを持てたいい一日だったなあ。