命が宿る仕草。 | myouなshigsa

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3ピースロックバンド、「sigsa」のVo&Gu 山峨喜貴のコラム


梅雨ですね、ここは。
どうも、元気っすか?

最近はちょっと停滞中で、日々怠けに怠けてる。
堕落って言うのかね、そんな状況とは裏腹に太陽も月も動く。


気付いたらもうこんな歳だ、みたいなことよく聞くけど、そこんとこどうなの?


まあ、そんな感じか。


お気に入りってありますよね?
モノでもいいし、場所でもいい。

とりあえず気に入っているなにか。


自分もたくさんあります。
例えばこれ。






仕事中はもちろん、寒い時期上に羽織る為にどんな時でも持ち歩いてる青パーカー。

もうかれこれ2年以上使ってます。

朝起きて、なにも考えずとりあえずこれを必ず手に取ります。(最近は暑いから着ないけど)

おしゃれポイントとか、ここが気に入ってるとか、具体例は一切思い当たらないけど、ずっと一緒にいた。

ただそれだけ。

この前ポケットに手を突っ込んだら、中に入れていたはずの小銭がなくなってて、裏返してみたら穴が空いてました。

実は初めてのことではなくて、これでも2、3回目?くらい。

情けない話これを買った時は暗黒の家出時代だったから、新しいものを買うなんて考えすら浮かばず、直して使ってた。

安全ピンとかで補強したりもしたか。

そんなことしてるうちに、手放せない、というか手放すタイミングをなくしたんですね。

仕事をする時、なにか作業をするとき、ちょっとした時に必ず一緒に連れてきます。

一部なんですよ、なんかもう。

よく見たらボロボロで、自分でもこんなもん着てたのか?ってびっくりしました。

家族にも「新しいの買えば」って言われたりします。

でも、どうしてもコレなんですよね。

この前のLOIN号もそう。





未だに夢に見ます笑。

他にも抱きまくらのラッコは小5から使ってるし、これがなきゃ寝れないから遠征にも持ってきます。靴は壊れたらまた同じメーカーのものを何足も買い換えてます。(昔は補強してでも使ってた笑、成長した、、)

言ってしまえば悪い癖。

ひとつ気に入るとどうしても手放せなくなる。
それじゃなきゃ生きてる気がしない。
馬鹿です。

そんなこと言っても捨てれるものは捨てまくってるけど、基本最近断捨離主義。


何気なく続く生活のどこかで、あるはずのない存在を認識してしまう。

物になにかを宿してしまう。

ただ、目に見えるものは必ず劣化してく、それはよく解ってる。


いつか手放さなきゃならないときはくるんです、覚悟しなきゃならないときはくるんです。

普通ってなんだろ?って一番大変なことだ。

どうしても一緒にいたい、失いたくない、でも失わなきゃいけない。

そんな時が一番嫌いです。


まあそれを恐れてたら、何も始まらないけど。
ただそれも、
嫌になるほど、
逆に愛しいほど、
自分であること。




なにか生活に支障が出る前にとは思ってるけど、
もうしばらく。

夏はお休みですが、、






LOIN号もここに眠ってます。

線香代わりにアロマキャンドルを笑。


やまが。