たんぼの山のほうに椿の木があって、その実が落ちていたのを拾いました。中から種が出てきて、その中身を絞ると椿油が取れるのだそうです。
その種を祖母は「なんご」と呼んでいたような記憶があります。二人がそれぞれ片手に「なんご」を数個隠して持ち、『なんごの なんごの なんごのしょ』という掛け声で手を出して二人の合計個数を推測して声に出します。それから手を開いて両者の数を確認して、あっていたほうが総取りします。祖母に教わったこの遊びも、祖母は「なんご」と呼んでいたような。
何年も前になくなった祖母との他愛もない思い出を、今日秋風とともに思い出しました。