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時代がまた遡って小学生。
クラスを超えて友達もいっぱいいたし、友達の友達も会ってすぐに仲良しになった。
公園で野球をしたり、あっちこっちに自転車で行ったり。
小学校低学年位からファミコンが普及し始め、高学年の頃には全盛期だった。
ある日大勢でクラスの違う友達の家へ行った。
みんなの目当てはファミコン。
大勢なんで順番もろくに回って来ない。
ましてや、我が家にはファミコンは無いので、あまりやった事が無いと下手だった。
だいたいルールとしては死んだら交代だった。
2人用の協力プレイなら誰も私とは組みたく無かった。
帰りに、たまたま同じ方向の友達(同じクラスだが喋った事が無い)と2人で自転車で帰った。
帰りながら、「良いよね。ファミコンが有ると」
と私が言うと。
「うちにあるよ」
と言った。
「⁈」
「今から来る?」
「行く行く」
初めてその友達の家へ行った。
そこは後にライブ会場になるアケちゃんの家だった。
これがアケちゃんとの初めての会話。
アケちゃんのファミコンはソフトも豊富だった。
特に、マッピーとゼビウスは秀逸だった。
こんな面白い物が家にあるなんて考えられなかった。
それからと言うもの、放課後はアケちゃんの家へ毎日通った。
そして親友になった。