インスリン製剤の種類は非常に覚えづらいと僕は思う

薬効(効果時間)で大きく分けると5種類
超速効型・・・15分ほどで効果発現、ピークは1~2時間後、4時間ほど効果持続
速効型・・・・・30分ほどで効果発現、ピークは1~3時間後、8時間ほど効果持続
中間型・・・・・ピークは5~10時間後、20時間ほど効果持続
・持続型・・・・・ピークはほとんど無し、24時間効果持続
混合型・・・・・速効型(超速効型)と中間型が混合(混合比5:5、6:4、7:3、8:2、9:1)


デバイス(device:装置)で分けると3種類
・キット製剤・・・・・・・・・注射器とインスリンがセットになっている一体型、使い捨て
・カートリッジ製剤・・・注射器とインスリンは別、交換型
・バイアル製剤・・・・・・・ディスポーザブル注射器でインスリンを吸い上げて使用

その他、持続皮下注入療法(CSⅡ)というのもある。これは携帯型注入ポンプで皮下に1日中インスリンを持続注入する方法である。

これらがさらに細かく分けられ重なり合っている


最近(?)インスリンアナログ製剤と呼ばれるいわゆる遺伝子組み替えインスリンが発売されて食直前にインスリンをうつことができるようになったり長く一定に効果が続くものがでてきている


インスリンの進化はまだまだ続く

インスリンの歴史は意外と短い

1921年カナダのトロント大学で
マクラウド教授から夏休み中の研究室を借り受けたバンティングが助手のベストとともにイヌのすい臓から抽出した物質がインスリンである
バンティングはこの発見によりノーベル賞を受賞し、ベストに受賞賞金の半分を分け与えたという

開発のエピソードもさることながら
この後のインスリンの進歩はめざましく
1922年にヒトに対する有用性が示され
1923年には工業生産が開始された
それまでは不治の病であった多くの糖尿病患者の命を救うこととなった

1946年には持続時間を長くするイソフェンインスリン(NPH製剤)が開発され
1951年には亜鉛懸濁製剤(レンテ製剤)が開発される
1970年には不純物をほとんど含まないインスリンが開発されている

そしてついに
1979年には遺伝子組み替え技術を応用しヒトインスリンの合成が可能となり
2001年には遺伝子組み替え技術をさらに発展させアミノ酸組成を変更した超速効型などのインスリンアナログ製剤も開発されている

今後は
注射を使わず肺から吸入するインスリンの開発もすすんでいるとのことで
医学の進歩は素晴らしいなと感動する

つづく
最近インスリンメーカーのMRさんとゆっくり話す機会を頂きました

僕はチョット前からインスリン治療の勉強をすることが多くなっていて
いろいろ情報が錯綜しています(パニクるってやつ?)
この機会に頭の中を整理したいなと思いました

「インスリン」とは、すい臓で分泌されるホルモンの一種です。
ホルモンとは、血液によって体中に運ばれ様々な生理機能を調整する微量のタンパク質をいいます
インスリンは、三大栄養素のひとつである糖(ブドウ糖)を体の細胞が利用するときに働きます
細胞の表面にある鍵穴(受容体)にインスリンがくっつくと、その細胞は血液中のブドウ糖を取り込み、エネルギーとして利用したり、脂肪やグリコーゲンにして蓄えます
このインスリンが少ないとか無い、あるいはあるのにうまく働かないと血糖値のバランスが崩れ、血糖が高くなる

これが糖尿病です


「インスリンが少ないとか無い、あるいはあるのにうまく働かない」
それならばインスリンを補充し、同時に体質を改善してインスリンの効きやすい体をつくりましょう
これが最も理にかなっています

単純にインスリンを補充する方法が
ご存知インスリン療法です


インスリンの進歩はめざましく
近年遺伝子が組替えられたアナログ製剤や使いやすい器械などが開発されてきました

しかし問題は、
インスリンの飲み薬はなく、注射しかないということでしょう

これが導入時むずかしさや心理的抵抗感などをうんでいるのでしょう

次回へつづく

はじめまして

僕はまだ薬剤師としては半人前ですが

糖尿病治療を専門的に勉強したいと思っております
これから勉強していくうえでの記録として

もしくは成長の記録としてやっていきたいなと
僭越ながら思っております

テーマは
1.インスリン注射
2.内服薬
3.糖尿病日記

4.療養指導

5.血糖自己測定

6.症例検討
でいまのところやっております

どうぞよろしくお願いします