先日、私が勤める訪問介護事業所に
道(北海道)の介護保険の実地指導が入った。
元来うちの事務所は障害者の介護がほとんどで
介護保険は障害者の高齢化、障害者の
父母に備えての考えである。
だから、介護保険の占める金額は約3%弱。
それでもヘルパー全員の書類の整備や、
出勤簿やシフト表、健康診断から名札まで
すべて確認をしていった。
3週間後に結果通知があり、
文書指導が5件となった。
まあ、重要事項と勤務規定が違っていたり、
必要事項が落ちていたのは想定内。
だが、ヘルパー事業所として、ケアマネのプランを
具体的に明記しなさい、には驚き。
ケアマネはそのニーズからプランを生む。
そこから具体的なサービスが積み上げられる。
ヘルパー事業所のプランは限りなく
ケアマネの具体性にたどりつくのは必然。
が、道は事業所として独自のプランを
強制する。
舌足らずケアマネの、底浅プランに、
多弁な事業所の、深読みプランを掲げるのが、
道の実地指導の正解らしい。
ケアマネが具体性に富んだ、
完璧なケアプランを立てると、
ヘルパー事業所は、実地指導で
独自のケアプランを策定しなさいと、
文書指導を受けることとなる。