『対比によって輝かせる』
~この画像は夜空の月です。真っ暗な空だったのですが、月の明かりがとても強く、暗闇があるからこそ輝けることを教えてくれた写真です。~
"物事はいかようにも解釈できる。
美しく明るく発行する空を、手元に絵具の色だけを用いて画家は描くことはできない。
しかし、そうゆう空を描くために、画家はキャンパスの中の風景全体の色調を、本物の自然が示している色調よりも低くする。そうすると、空が対比的に明るく輝くように描けるわけだ。
この技術をわたしたちは、絵を描くとき以外にも応用できるはずだ。"
超訳 ニーチェの言葉
フリードリヒ・ニーチェ 著
白取晴彦 訳
世の中には色々な対比の言葉があります。
・陰と陽
・光と影
・光と闇
・明るいと暗い
・良い面と悪い面
・善と悪
・ポジティブとネガティブ
・プラスとマイナス
マイナス、ネガティブ、悪い面、暗い部分、陰、影、闇などは悪だという捉え方が蔓延しています。
本や雑誌、テレビ、ネット、SNSを見ても、そう思ってしまう情報に溢れています。
私の周りも、私自身も小さな時からその考えの中で生きてきたから、それが普通で、違和感もなく悪だと思っていました。
だからこそ、自分の中にある悪に気が付いた時、その悪を隠し、直そうとしていたように思います。
大人になり色々な事を経験し、本当にそれが悪なのか…と疑問を持つようになりました。
人には個性があり、全く同じ性格や考え方の人は周りにはいないと自分自身で分かっているのに、悪はダメな事だと思い込み、排除し、枠内に収まらないといけないと思い込んでいました。
光がなければ影、闇は存在しないし、明るい場所がなければ暗い場所は出来ない。
太陽も必要ですが、月も必要です。
良い面やポジティブがなければ悪い面やネガティブは存在しません。
どちらか一方だけでは存在することが出来ないのに、どうして隠そう、直そうとしていたのか、人にはどちらの面も必要であるということに気が付き、自分の考え方が間違っていたんだと思いました。
明るさが強い場所ほど、暗い部分は際立ち、そしてそれが一人一人持っている個性ではないかと思います。
良いという評価も、悪いという評価も、本当にその評価自体が正しいのか。
「良い」の裏に悪い面があるかもしれないし、「悪い」の裏に良い面があることだってありえます。
同時に世の中に溢れている「普通」の事が本当に普遍的なことなのか考えて見るのも必要だと感じました。
