・・・3年連続シラスウナギ不漁により、うなぎの相場は未だかつてない水準に・・・
好きな鰻屋さんのひとつだった『吉川』(東京都中央区月島)が今月末、35年にも及ぶ歴史に幕を閉じる。
ほんとうに、悲しい。。いつ行っても、安定したうなぎの美味しさ、そして自然に笑顔のこぼれる自分が常にいた。
『うなぎの商売、ほんと楽しかったわよ』と話す、きさくな女将さんもすでに65歳。一方、職人であるご主人は寡黙だが、人柄の良さが顔ににじみ出ている。
女将さん曰く『やっぱり、うなぎを食べてきてくれるお客さんのことを考えちゃうわよね』と、これまでの値上げは最小限に抑えていたという。
いつも笑顔の女将さん、今回も変わらず笑顔だった。
『吉川』のうなぎがもう、食べられないのだ、と考えると、やっぱり悲しくて、せつなくて。。
そんな、愛されるうなぎやは他にもたくさんあるのだろう。
人に愛される鰻屋。
今なお、お客さんの為に美味しい鰻重を提供し続ける鰻屋さんは多い。厳しい現実が取り囲むが是非とも、頑張ってほしいし、心から応援したい。
うなぎの美味しさとともに思い出も多かった『吉川』が、その歴史に幕を閉じる。
本当にお疲れ様でした!