時事2/24:那覇市の土地提供は違憲 「孔子廟」めぐり最高裁―政教分離で3件目

 那覇市が管理する公園の敷地を儒教の祖を祭る「孔子廟(びょう)」として一般社団法人に無償提供したことが、憲法の政教分離原則に違反するかが争われた住民訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は24日、無償提供を違憲と判断した。

 政教分離原則をめぐる最高裁の違憲判決は、愛媛玉ぐし料訴訟(1997年)、空知太神社訴訟(2010年)に次いで3件目。

 孔子廟は11年、社団法人の申請に基づき市から設置許可を受け、13年4月に同市の松山公園に建設された。教養施設として土地使用料も全額免除されたが、那覇市の女性が申請更新後の14年4~7月分の使用料約180万円を市が請求しないことは違法として提訴した。

 一審那覇地裁は18年4月、孔子廟は「宗教的性格が色濃い」として無償提供を違憲と判断し、市に約180万円を請求するよう命じた。二審福岡高裁那覇支部も19年4月に違憲と判断したが、「使用料全額を徴収しないことが市の裁量逸脱とは言えない」として請求すべき金額は示さず、双方が上告した。時事

 

写真は問題の孔子廟/ youtubeより

 

違憲現場のストリートビューA/孔子廟、沖縄県那覇市松山1丁目17松山公園

https://goo.gl/maps/f96HEKBFnZoEgWcJ7

 

映像:KYODO 2/24:孔子廟に土地無償提供違憲 最高裁、那覇市の住民訴訟  (2:02)

 

一言:故翁長長雄志氏が那覇市長であった平成23(2011)に松山公園内に設置を許可して土地使用料の全額免除を決めていました。翁長氏と言えば、33千万円もの巨額の龍柱を作ったことでも有名です。尖閣問題含めて、すべてが中国寄りの方でした。その流れを汲む玉城デニー知事ですが、とんでもなく重たい腰を上げて、尖閣の安全確保を政府に要請したのは2月19日でした。それまでは尖閣がどうなろうと知ったことではなかったのでしょうね。

 

龍柱現場のストリートビューA/沖縄県那覇市若狭1丁目26

https://goo.gl/maps/EHtouthPkNppTuNr7