■誕生日の音楽映像/ジェラルド・ムーア、ピアニスト

1899/7/30~1987/3/13、英国のピアニスト、多くの歌手の伴奏者として有名

GIFはGerald Moore/youtubeより、1961年

https://youtu.be/vKh4JsWvsPw

 

音楽:シューベルト/菩提樹 (1827)、春に (1826)

https://youtu.be/UrxAGwzMp_Q

バリトンはフィッシャー=ディースカウ、ピアノはジェラルド・ムーア、録音は1959年5月21日

 

音楽:ドビッシー/チェロソナタ (1915)

https://youtu.be/lCsBH4wspA0

チェロはポール・トルトゥリエ、ピアノはジェラルド・ムーア、録音は1948年

 

音楽:フォーレ/エレジー ハ短調 op24 (1880)

https://youtu.be/F3q_HJN51uo

チェロはジャクリーヌ・デュ・プレ、ピアノはジェラルド・ムーア、録音は1962年4月1日、ジャクリーヌ・デュ・プレは42歳で多発性硬化症で死亡、ダニエル・バレンボイムの妻でもあった。

 

 

ハートフォード州ウォトフォードに生まれたあとカナダのトロントで育ち、音楽教育も主に同地で受けた。ムーアは著名な器楽奏者、たとえばパブロ・カザルスなどとの共演をしたこともあるが、エリザベート・シューマンやマギー・テイト、キャスリーン・フェリアなどの歌手との共演で、より知られるようになる。伴奏者の地位を、それまでの歌手に従属した役割から芸術的に同列の共演者に高めたのは、彼の功績である。

 

ムーアは音楽について講義や執筆も行い、1962年に出版した『お耳ざわりですか―ある伴奏者の回想』は高く評価されている。この回想録は原題を Am I Too Loud?、すなわち「(私の演奏は)音が大きすぎますか?」 というもので、歌手に遠慮して控えめに弾くのではなく、音楽の要求に従い積極的に表に出た演奏をしている彼から歌手へのユーモア溢れるメッセージである。これらの文筆活動は引退後も続けられた。

 

1967年2月20日のムーアの引退記念演奏会には、彼と長年共演を重ねたディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス、エリーザベト・シュヴァルツコップが出演しており、彼らの演奏はライブ録音としてレコード化された(CDでも再発売されている)。なお、彼はこの演奏会の最後に、アンコールとしてシューベルトの歌曲「楽に寄す」(D547)の自作編曲を演奏したが、これは彼の最初で最後のソロ演奏であった。

 

ムーアが加わって録音したレコードの多くは世界各国でレコード賞を受賞している。また、ムーアは1954年に大英勲章(OBE)を受賞した。

 

演奏会からの引退後も、フィッシャー=ディースカウやヘルマン・プライらとのレコード録音を続けたが、1987年にバッキンガムシャーで死去した。ウイキより