
写真は<关注被拐儿童=誘拐された児童に注目して>と背中に朱筆して街頭に立つ山西大学の学生たち/博訊より
http://news.boxun.com/news/gb/china/2015/06/201506191653.shtml#.VYPmtjEw_Mo
中国では、子供が誘拐され人身売買が行われており、全国的に問題になっている。そこで子供を誘拐して人身売買を行ったものは一律死刑にしたらどうかとの話も出ており、論議が沸騰している。誘拐した者は一律死刑で子供を買ったものは無期懲役との意見も・・・。
最高人民法院では、児童誘拐に関しては厳格に対応するとしており、中国刑法240条に誘拐児童の罰則としては、5年より10年の懲役刑及び罰金刑、3人以上であれば、10年以上無期懲役及び罰金もしくは財産没収、さらに酷い場合には、死刑及び財産没収と規定されている。現実に死刑判決も出ている。
2010年から2014年に婦女と児童誘拐は7719件が裁かれ、12963人の犯罪者が逮捕され、内5年以上無期または死刑判決を受けた犯罪者は7336人、重罪率は56.59%である。
ただ、婦女と児童誘拐は2012年には1918件あったが、2013年には1313件、2014年には978件と着実に減っている。しかしながら、GDP2位の先進国?で年間に千件近い誘拐が起こるのは恥ずかしい。
国民の生命と財産を守るのが国家の使命であるが、子供も守れずに何が守れるのか?南シナ海を埋めれば、子供の誘拐がなくなるのか???空母を持てば、子供が安心できるのか?
中国では、いつ自分の子供が誘拐され、どこかへ売られてしまうかもしれないと親は心配をしているが、日本の子供たちは誘拐される心配はまずない。ランドセルを背負った日本の小学生が1人で神戸から大阪まで電車に乗っている写真が中国で掲載され、
「中国でこんな光景を見たことがあるだろうか。子どもだけで旅行させられるだろうか?」とネットで騒がれている。
ちなみにランドセルだが、韓国では、こんな軍人の背嚢を子供たちに背負わせるなんて、日帝の残滓だと騒いでいる。国が違えば考え方も変わるが、子供たちが安心して住める国にすることを第一に考えるべきであろう。それは、国が違っても変わらない筈だ。