写真はFBIの毛髪鑑定による不利な証拠で殺人罪となったCleveland Wrightさん(57)/YouTubeより、28年間の刑務所暮らしから無罪放免されたが28年の補償はまだだ。毛髪鑑定に懲りてスキンヘッドなのか???FBIの毛髪鑑定は1999年までの20年以上の268件中257件が誤っていたと言うトンデモ証拠であり、この誤った証拠での死刑判決は32名、うち9名が死刑執行、3名が獄中で亡くなっている。12名中3名が獄中死も、実に不自然であり、消されてしまったのか?米国も恐ろしい国である。
同様に下の毛髪鑑定により、強姦殺人罪で25年を刑務所に入り、無罪放免されたKevin Martinさんは、1年5万ドルの補償で125万ドル≒1億48百万を受け取っている。金銭で人生の半分が買い戻せる訳ではないが・・・。
ちなみに我が国では、1日当たり1,000円以上12,500円以下の範囲内で、裁判所が定める額となっており、袴田事件も無罪確定がなされてからの補償となるが、45年として、最高額で2億円を超えると言われている。死刑執行がされた場合は3,000万円以内と実に安い命となってしまう。死んでも死にきれない・・・。
【時事4/20-証拠のほぼ全てに不備=99年以前の毛髪鑑定-米FBI】
【ワシントン時事】19日付の米紙ワシントン・ポストは、連邦捜査局(FBI)の毛髪鑑定部門の鑑定官28人のうち26人が1999年まで20年以上にわたり、検察側に有利になるよう誇張した鑑定結果を証拠として公判に提出し続けていたと報じた。鑑定結果が被告に不利な証拠として用いられた裁判268件中、95%以上に当たる257件で証拠に不備があった。
弁護士団体などによる調査結果として伝えた。鑑定官らは、不完全な統計データに基づき証言していたという。不備のある証拠が採用された裁判で死刑を言い渡された被告は32人おり、うち14人が執行を受けるか獄中で死亡するかした。
FBIと司法省は誤りを認め、46州とワシントンの検察当局に、新たな裁判が必要かどうか判断するよう求める通達を出す手続きに入った。