娘が最近嵌っている対戦型オンラインゲーム。
普段は仲の良い友達同士で対戦するそうなんですが、時に見知らぬゲーマーとも一緒になったりするのだとか。
そんなゲームで知り合った女子が、偶然にもJBにある全寮制の「Matriculation」に入ることになったらしく
本日オフ会開催のため、パラダイムモールまで娘を送り、初めての対面を果たしてきたようです。
ゲームの世界で知り合うなんて、今風と言えば今風なんでしょうか
その女子は、娘と同学年、同じ専攻を志す中華系マレーシア人。
マレーシアの中等教育機関の卒業試験である「SPM」の好成績を受けて
大学予備過程である「Matriculation」へ選抜。
今後、マレーシア最高学府である「マラヤ大学」への進学を目指すのだそうです。
娘には、良い刺激になったことでしょう
ただ、その中でマレーシア独自の「ブミプトラ政策」によって苦しむ非ブミプトラ(中華系やインド系)の
厳しい状況を改めて知ることとなったようです。
「ブミプトラ政策」とは、1971年から導入され、土地の子を意味する「ブミプトラ」を優先させる政策。
企業の設立や租税の軽減などの経済活動のほか、公務員の採用などでもマレー系住民を優遇。
特に国公立大学への進学では、非ブミプトラ枠を明確に設けることで、公平性を欠いた制度を続けています。
大学や予備過程への入学は、ブミプトラと非ブミプトラの割合が90:10になるように教育省で調整。
人口割合で3割を占める非ブミプトラが、1割しか入学できない訳ですから
枠の中で熾烈な競争を余儀なくされていることは、容易に想像が付きます。
差別的政策だと、内外からの批判も多い同政策。
弊害として、国内の優秀な頭脳を持つ人材の海外流出に繋がっているのではないかとの指摘もあるようです。
「マラヤ大学」を目指す彼女も、ご多分に漏れず、卒業後はシンガポールでの就労を考えているとのこと。
ゲームが切っ掛けではありますが、お互い情報交換ができて、良い出会いとなったようで何よりです。
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