ずわい蟹は、"生か？""茹でか？"

今朝、久しぶりに大量入荷しました。
が、
相場は上昇し続けてます。

週末から、少し天気が回復しそうだけど、風の強い日が続くようなので、波は高いままで、入荷は少ない（相場は下がらない）かも知れませんね～


さて、最近よく耳にする言葉
「"生を買おうか？""茹でを買おうか？"…」

これは、どちらにも良い面、悪い面が有るので、究極の選択と言えます。

当店みやむらでは、茹で蟹のみ販売しています。
（蟹屋は、茹でるのが仕事だから…）

蟹屋の立場で言うと、
「良い蟹は、鮮度の良い内に真水で〆て、大きな釜で大量に茹でるから、美味しく仕上がる」
と言う考え方です。

だから、魚屋さんで鮮度の良い蟹を買っても、持ち帰る間に死んで鮮度が落ちれば、美味しく仕上がらないし、身痩せすることもよくあります。
それに、数ハイだけ茹でても、殻から出た旨味のダシがお湯の中に出てしまい、戻ってくるのが少ない。
だから"それなり"にしか仕上がらないと、思います。

が、茹でたてのアツアツを食べれるのは、魅力ですよね。

その外、"生"を買えば、焼いたり、鍋、ジャブジャブ、刺身、天ぷら…いろんな料理に使えるのも、魅力。

だから、"生か""茹でか"は、難しい選択ですよね。


蟹屋と魚屋とでは、考え方も違います。
（うちは蟹屋です）
蟹屋は、
「鮮度の良い蟹は、少しでも早く茹でた方が良い。身詰まりの悪いものや、鮮度の悪いものは、"生"で安く売り裁いちゃえ!!」

魚屋は、
「とりあえず全て"生"で販売して、売れ残ったら翌日茹でたり、お客さんの注文があったらそのつど茹でる」

これは、一般的な考え方の話ですが、
基本的にこのような感じなので、
茹でを買うなら"蟹屋"
生を買うなら"魚屋"
の方が良さそうです。