映画 ゆずり葉
やっと念願の映画 「ゆずり葉」を見てきました。
全日本ろうあ連盟創立60周年記念で作られた映画で、
のめりこんで見てしまった。
途中からは、涙涙で鼻をすすりながら見ていました。
映画キャストの半数はろうあ者で、
主役の庄崎隆志さんはろうあ者
元スピードの今井絵理子は、息子さんがろうあ者
監督の早瀬憲太郎さんもろうあ者(NHK みんなの手話に出演)
当然映画にも、手話がたくさん出てきますが健聴者にもわかるように
字幕が付いています。僕は手話がまだまだ勉強中で、どうしても
字幕に頼って見てしまいましたが、字幕と手話両方見ることで
細かいニュワンスまで伝わって気ました。
昔は耳が聞こえないという理由で
自動車の運転免許が取れなかったり、
薬剤師や医師になれなかったり、
就職口がなかなか見つからなかったり
賃金が極端に少なかったり・・・・・
洋画は見られるが、邦画は字幕が無いから見られない
手話を使っているだけで、白い目で見られる事も多く合ったようです。
今は少しずつ制度が変わってきて、
自動車免許や医師、薬剤師の資格を持てるようになり
良くなってきているようですが、まだまだ不自由なことはあると思います。
健聴者の僕には、気づかない当たり前のことでも
ろう者にとっては、壁になっている事が多くあることに気が付きました。
ろうあ者の人が医者や薬剤師になれても、実際には患者さんとの
やり取りが出来ないから、難しいんじゃないか?と思っていましたが、
ろう者の方々は、口を読み取るのが上手で内容はすぐに理解できるし
紙に書いたり、通訳者を通すことでコミニケーションには問題ないようです。
また、逆の考えで
ろう者の患者さんは、手話の出来る医師、薬剤師さんが居ると安心だし、
手話を使ってスムーズにコミニケーションできるから、細かく状態を聞けて
とても良いと思います。
全くの偶然ですが、土曜日の夜 NHKの「チャレンジド」と言うドラマを見ました。
コレは、目の見えない方が中学校の教師をすると言う内容で、
「黒板に字を書くのは難しいし、生徒の様子がわからないから先生は難しいだろう!」
と思っていましたが、
実際、全国には1万に以上(やったかな?)の盲の教師が居るそうです。
障害を持つ方々には、当然難しい事も多くあると思いますが、
逆に障害があることで伝えられる事も有ると思います。
これからも、手話を勉強して「自分は何ができるか?」考えていきたいです。