旬 甘えび 豆知識 続き | 近江町市場 みやむら

旬 甘えび 豆知識 続き

ガーン!!

一生懸命 携帯で書いたのに、半分も反映されてねぇ~

ショック 


と言うことで、気を取り直して、続きを書きますよ。


・甘えびは 性転換する
ボタンエビやシマエビも同じですが、ある年齢になるとオス→メスに性転換します。
甘えび は

生まれたからの5年間は全てオスです。その後、6歳の時に性転換してメスになります。

6歳は頭に卵を持ち、7歳でお腹に卵を持ちその後放卵。

8歳で頭に子持ち、

9歳でお腹に子持ち

10歳で頭、

11歳でお腹に卵を持ち放卵後に御臨終。

だから、オスの甘えびはサイズも小さく若いので少し酸味があります。逆に成熟したメスは、大降りで甘味も強くなります。

ん?誰ですか?「年寄りは食べたくない、若い方が良い」 って言ったのは!!

甘えびについては、11歳の物が一番美味しいと思います。刺身で食べるのならば、最低7歳以上の子持ちにしたほうが甘味があってトロッと美味しいと思いますよ。

だから、子無し(オス)は安く、子持ち(メス)は高いのだと思います。


・産地

近江町市場内で売られている甘えびは、アイスランド(冷凍)、ロシア(冷凍)、北海道、石川、福井・・・様々あります。全てのお店が「近海物ばかり」と言うわけではありません。

やはりおススメは、北陸で獲れたものです。

全てがそうかは、分かりませんが、北海道産や外国産冷凍の甘えびは、着色されています。

石川県でも、船に水揚げされた甘えびは、すばやく氷水に漬けて〆るそうです。鮮度と保つために!!

北海道の甘えびは、本州へ輸送するのに最低1日必要で、その間に色が冷めて白っぽく見えてしまいます。同様に冷凍の甘えびも解凍する際に白く冷めてしまいます。それを防止するために氷水に赤色の染料を混ぜ、白く見えるのを防いでいると聞きました。

居酒屋さん等で、刺身の甘えびの頭をすすって渋かったことありませんか?

赤い着色は、身の味にはあまり影響しないと思いますが、気分的に薬品への不安があるし、頭の渋いのは、赤い着色料の影響ではないかと思っています。(鮮度の悪い甘えびの頭も渋い!!)

北陸産、北海道産では、身の味にさほど違いは感じませんが、上記の事が気になって、高くても北陸産を選んでしまいます。

また、外国産の冷凍甘えびも、最近では冷凍技術が進んでいるので味はソコソコですが、冷凍する事でトロッとした食感は無く、ダラ~とした食感になるし、着色も気になるので、値段うんぬんの前に食べたくありません。

しかし、全国で消費される甘えびお刺身は、8割以上が外国産冷凍だそうです。何てこったい!!ですよね。


・食べ方

甘えび=お刺身 のイメージが強いと思いますが、金沢では醤油で煮付けて食べるかたが多くいらっしゃいます。僕のお刺身より煮付けのほうが好きです。また、殻をむいて天ぷらにしても美味しいです。

お刺身、煮付け、天ぷら の食べ方が一番ススメですが、この他に「塩焼き(鮮度が良い物のみ)」「素揚げ」「塩茹で」と言う食べ方もありますし、オスの甘えびなら「かき揚げ」「えびしんじょう」にしても良いと思います。


僕の知識と経験で、書きましたが、違っている部分もあるかもしれません。

御指摘いただければ、すぐに訂正いたします。


長文にお付き合いありがとうございました。

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