現在、PSvita用ソフト、『華ヤカ哉、我ガ一族 モダンノスタルジィ』をプレイしてます。

 

 この作品が発売されたのは2015年ですが、元々は2010年にPSPで発売された作品をリメイク(?)したもので、今年はNintendo Switch版も発売されるようです。(ん?宣伝?)

 

 このゲームをプレイするきっかけになったのは、去年プレイした『天涯ニ舞ウ、粋ナ花』ですね。同じ会社が作ってる作品(つまり前作)だったので、華ヤカの登場人物達ががっつり登場していて、気にならないわけが無いという!(^^;

 

 

 天涯の舞台は昭和初期でしたが、この華ヤカの方は大正時代。少しだけ時代が遡っています。と言っても十年くらい? なので、ほぼ世界観は一緒。天涯にハマった私なんかは、すんなり話に入っていけました。

 

 天涯では割烹料理店“弥島”を営む弥島家の兄弟5人が恋愛対象となりましたが、こちらの華ヤカでは、宮ノ杜財閥のお坊ちゃま達6人兄弟が恋愛対象となります。弥島家も結構なお家なイメージありましたが、ちょっと格が段違いという感じですね。

 

 ゲームを購入する前に公式HPを見た時の印象だと、この六人兄弟其々母親が違うという設定と、絵の感じ&天涯の印象から、大分ドロドロした重めの作品なのかなと思っていたのですが、始めからめっちゃコミカルでテンポが良く、寧ろ天涯の方が序盤凄くしんどかったので、どちらかというと私は断然華ヤカの方がプレイし易い印象です。

 

 しかも、この宮ノ杜家には現当主(つまり六人兄弟のお父様)がいて、次期当主には全財産を譲るので、六人で当主争いをする…っていう主軸があるので、それは誰なのかっていうのも楽しみです。こう書くと結構ドロドロ設定に思えるけど、その決め方が、“現当主を一番楽しませた者”で、しかも点数制で十点を先に取った者って設定だと、大分コミカルさ伝わります?(^^;

 

 

 この作品も天涯同様、使用人としての一年間をプレイするのですが、システムは天涯よりもどちらかというと、ときメモGSに似てる感じがしました。一週間の使用人としての仕事を決めて、その仕事の種類によって各パラメータの増え方が決まり、二ヶ月毎の使用人審査を無事通過しないと、使用人(ゲーム)を続けられないっていうシステムです。ときメモと違う点は、このパラメータ上げが対象キャラの好感度には全く関係無いってところですかね…。

 

 好感度はストーリー中に出てくる会話の選択肢によって上がるシステムで、これは天涯とほぼ同じ。ストーリーを主に楽しみたい私としては、使用人の仕事でパラメータ上げするのって、対象キャラの好感度に関係無いのなら、結構どうでもいいシステムだなとは思うんですが、ただ、これがある事によって日付がどんどん進んでいく感じがするので、毎日イベントストーリーがあった天涯よりは、テンポ良く進んでく感じが私は好きです。

 

 

 さて、対象キャラの話になりますが。天涯をプレイしていた時の宮ノ杜家兄弟の印象では、

 

守(隠しキャラ)>勇(次男)>正(長男)>進(四男)>茂(三男)>博(五男)>雅(六男)

 

という感じで気になってました。(正直、前の二人は面白い順)

 

 この守さんが凄く面白かったんですが、↑に書いた通り守は隠しキャラなので、他のキャラを全員落とさないと落とせないんですよね…。ちなみにこの守の声を担当してるのが泰勇気さんで、私の中の泰さんと言えばとうらぶの太郎太刀と宗三左文字だったんですが、この三キャラ共大分お声が違うので、凄く驚きました。

 

 守さんが最後っていうのは、それはそれで有難いなと今では思いますね。私、最後に好きなキャラとっておきたい派なので。(最後のデザート的な考え方) それで誰から落とそう? となったんですが、勇さんから? とも思ったんですけど、正様の誘惑が凄くて抗えず、最初は正様ルートを選びました。

 

 宮内さんの声がイイ上に、あの高圧的な感じ……私の中のドM心が抑えきれなかったんですよね。「この馬鹿者が!」って怒られてキュンとするって、ドM以外の何者でもないよね?w

 

 この兄弟達の中で、正と勇と雅はかなり人としてヤバい感じなんですよね…。使用人は人じゃないくらいに思ってる感じで。でもハーレクインを読んでいる私としては、序盤そのくらい性格ヤバめの方が、「恋愛をしたらこのキャラどんな風に変わっちゃうの?」という期待感はあります(笑)

 

 気持ち的には『花より男子』の牧野つくしみたいな心情でした。「あんた達の性根、叩き直してあげる!!」的な。その表現でいくと、正様は見事に道明寺司でしたね…(※あんなに馬鹿じゃないけど!)気持ちが周りにバレバレなとことかそっくし。

 

 二人の年齢的な事を考えるといろいろ問題がありそうですが(それは一旦置いといて)、主人公に振り回される正様にはかなりキュンとしました。宮内さんのああいうコミカルな演技も聴いた事無かったんで、凄く興味深かったです。宮内さんて、あまり乙女ゲーやシチュエーションCDとかでお見掛けしない印象だったので、そういう意味では凄く貴重なキャラ&作品なのかなと。

 

 先程正ルートを攻略したばかりなんですが、やっぱりED曲が流れるところで、メッチャ涙腺崩壊しましたね…(天涯でもそうだった) 終盤本当に悲しくて切なくて、自分が主人公になってる気持ちも勿論あるんですけど、半分は主人公が可哀想って何故か俯瞰から見ているようなこの感情は何なんだろう? って思いました。(歳かな!?)

 

 

 正様ルート攻略した今では、「何でもっと早くこの作品やっとかなかったんだ!!」と。さっさとプレイするべきでした…。天涯を楽しめた方には、是非オススメ!

 

 しかも、この作品はファンディスク(?)が結構出てるらしく、Vita版では『華ヤカ哉、我ガ一族キネマモザイク』と『華ヤカ哉、我ガ一族 黄昏ポウラスタ』が同梱された、『華ヤカ哉、我ガ一族 幻燈ノスタルジィ』という作品もあるようなので、まだ正様しか攻略していない私ですが、今からメチャクチャ楽しみです♪

 

 

 

 もっと早く出会っていれば…_:(´ཀ`」 ∠):_ (いれば何だよ!)