優勝したらビリヤード台の上に乗っても良いんですか? | ビリヤードプロ、河原千尋の店アンセーズ大阪市本町ビリヤード・カフェ&バー

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「海外の試合動画で優勝した人がビリヤード台の上に乗っていたんだけど、優勝したら乗っても良いとかですか?あとせめて靴は脱がないの?」

 

基本的にはビリヤード台の上に立つ行為は持ち主でない限りは絶対ダメです。

 

では優勝のあのシーンは?というと

本当はダメだけどこの試合で優勝したらテンション上がっちゃっても仕方ないよね

と優勝者だけ大目に見てもらえる特権、ということでしょう。

(過去に大人数で乗っている画像も観たことがありますが、さすがにあれは部品の強度がちょっと心配…)

 

それでも条件があるそうで

 

①その試合が終わったら誰も撞かず解体されるビリヤード台であること

つまり、特設会場での優勝です。

 

②基本的にはチャンピオン戦であること。

(何千万とかいう賞金の試合だったら別かも)

それくらい喜んでもいいよね、と誰もが認めるくらいの規模の試合のチャンピオンだけに許さてれいるそうです。

 

そして靴は脱がないの?というご質問ですが

何かの上に乗るのに靴を脱ぐというのは万国共通のマナーではありません

 

少なくともアメリカは本当に靴を脱ぎません。

(子供の頃に少しだけアメリカに住んでいたことがあるのですが、学校で掲示物を貼ろうと椅子に乗る前に靴を脱いだらビックリされました。)

ベッドに乗るにもちょっとの転寝やテレビを観るため、くらいなら脱がないようです。

 

おそらくですがほとんどの地域が日本と違って一年を通して乾燥しているので靴の汚れは玄関マットで落ちますし、

家の中も靴で過ごすので、靴に関する衛生観念が日本とはだいぶ違うんだと思います。

そして何かが汚れたとしても乾燥しているので洗ってもすぐに乾きます。

(コロナが流行した時は日本を見習って、家に入る前に靴を家用に履き替えるようになった家庭もあったんだとか。)

 

さて日本国内で該当する試合はというと…

毎年秋に兵庫県で開催されている全日本選手権ですが、

優勝してもビリヤード台の上に立った選手はおそらくいないのでは?

 

参戦する選手が(世界規模で見ると)限られているのと、

日本では優勝は厳かに祝われるイメージがありますし

いそいそと靴を脱いで立つなんてちょっとカッコつかないでしょうし

かと言って靴のまま上がれば冷たい視線で見られるのは間違いないでしょう。

現在の日本にはちょっと合わない光景なのかもしれませんね。