霖 雨 | DORMER

DORMER

Ambient Shoegazing

先日に引き続き、新たに動画が完成しましたので

公開いたします。

 

 

ライブ写真とともにご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回新たに動画で紹介する曲は、霖雨(りんう)という曲です。

UKに影響を受けたスタンダートな曲調でDORMERの中では、まだベースの大槻が再加入する前に作られた曲です。

 

この曲はレコーディングスタジオでの休憩時に何気なく、坂東氏が適当に弾き語りをしていた時にメンバーが気に入って、曲として完成した記憶があります。

 

 

 

 

DORMER / 霖雨

 

 

 

 

今回の霖雨は以前の『調和』のエンディングから、動画が繋がっていて2部作のような構成になっています。

 

実際の曲順通りになっているのでライブ感を味わって頂ければと思います。

 

その『調和』もよければ合わせてご覧ください。

 

DORMER / 調和

 

 

 

 

 

霖雨の歌詞はこちらです。対訳も合わせて紹介していきます。

 

 

 

霖雨

 

忌み去なして 然の晩千思す 入り合って こなす平心

日々に愛を 心火を制し 気に慈愛を忍ばせ 肯えにすふりせん

 

偽に異なくて 規に添えし 染み居なって 見紛ふ天真

響き合いを 神来と選し 然の未来を夢にみて 好音が降り攻む

 

一切の功 幾年分の暖簾 剥がし生くと 隠士去りなむ いざ僧林へ 

往かねば恩寧果たせぬと

 

 

 

 

対訳

 

不浄なことをあしらって 、その夜いろいろ思いを巡らす周りに合わせて 平静を装っている。

 

憤りを抑えて 日々を愛しながら、 心の奥に慈愛を秘めていることなど許されないふりをしている。

 

偽りに違和感を感じなくなり 規律に従っている。 やがてそれが当たり前になり、 ありのままを見誤る。

 

共感こそ突破口だとして、 その未来を想い描くと 喜びが降ってくるようだが少し強すぎる気がする。

 

全ての成功と何年もかけて得た利益も 全部捨てて生きると ある隠者は去っていってしまった。

 大寺に入って修行しないと世に平安が訪れないと言い残して。

 

 

 

 

霖雨という曲名の直接的な意味は

『幾日も降り続く雨。ながあめ。』です。

 

 

 

人によっては、このいつ止むかわからない雨がとても鬱陶しく

思えますが、

ボーカルの坂東氏が、この霖雨に込めた意味は、

正しいと思っていた事の答えが実は違うところにあって、

それを突き詰めるとまた違う答えが見えてくる。

そういう止まない雨のような繰り返しの中を、ずぶ濡れになっても

進む人を表現しているといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中が得体の知れないウィルスの脅威により

世界中の人々があらゆる生活の制限や自粛を余儀なくされていますが、なんとかこの時期を人類が協力し乗り越えていければと切に思います。

 

 

 

 

 

また近日中に次のライブ動画を公開できればと思っています。

 

 

 

 

 

Photograph by Taiki Ogawa