今回のセミアコースティックライブでのハイライトは
前身バンドSCOPE-TYPEの楽曲"Stealth"(ステルス)だと
思います。
ベースレスでライブが決まった時点で、まず最初に
この"Stealth"はセットリストに加えようと決めました。

演奏するのは何年ぶりだろう?と言った感じでしたが、
当時にしては秀逸な構成で作られていた為に、アレンジは
特に考え直すことはなく、演奏に関しても数時間のリハーサルで
すぐ感覚を取り戻せました。
個人的には淡々と進んで行くシンプルな曲構成と、
ボーカルを引き立たせながら、優しくたゆたうコーラスが
とても好きな曲です。
特に今回はヒソミネ独特の空間と、この"Stealth"が持つ退廃的とも言える
曲の雰囲気がとても合っていたと思います。

フルバージョンでアップしましたので、是非ご覧下さい。
"Stealth"(ステルス)
明日には壊れる風景 全てが
それでも今日また花に水をさすだろう
I want you to stay
I want you to stay
I want you to stay
I don't want you to stay
一瞬だ
それは犠牲
生きていくさ
それは知性
ステルスをいつか
レーダーが捕らえたとしても
独りと悟るのは
幸か不幸か
試すだろう
永遠にそう
I want you to stay
I want you to stay
I want you to stay
I don't want you to stay
一瞬だ
それは犠牲
生きていくさ
それは知性
お気づきの方もいるとは思いますが、"ステルス"という曲名は
レーダーに探知されない、ステルス戦闘機からとっております。
ボーカルの坂東氏は
この曲は確たる哲学を持った主人公が他人と距離をおいた結果、
それは果たして幸福か不幸なのか。を試す(隠密、隔絶)ことを歌っています。
それと同時に、他の可能性と本来の自分を見失う(lost)
こともあるという面の二つのStealth的要素を表現したかったようです。
最後「それは知性」と何度も叫んだ後、囁きに変わるのは
その主人公が「これでいいんだ」と自分に言い聞かせよう
としている気持ちを表しています。

今回のライブバージョンとは異なり、以前シングルで発売された"Stealth"
は、ある音域に相当比重をかけてレコーディングされています。
その結果、かなり独特な音源になっています。
現在は限定販売でmore recordsにて販売しておりますので
ご興味のある方は是非、聞いてみて下さい!
こちら→more records Online Store
今回は
AYANO & ヒソミネ presents “Article Of Faith #1”
というイベントでdormerを含め
highena
Glaschelim
I love you Orchestra
AYANO
が出演致しました。
どのバンドもとても個性豊かで、素晴らしいイベントになりました。
Glaschelimのメンバーさんとは、最近良くご一緒する機会が
あるのですが、共通点も多くて色んな話がする事が出来て楽しかったです。
一番最初対バンした時は、おっかなくて
話しかけられなかったのですが、笑
純粋に音楽を愛しているとても良い人達です。
今回イベントに足を運んで下さった皆様、イベントにお誘い頂いた
Kilkの森さん、AYANOの皆様、
共演して頂いたバンドさん達、そしてヒソミネスタッフの皆様、
本当にどうもありがとうございました。
Photograph by 歩