こんばんは。
ブログにてはじめまして。キャストの中野です。
唯一の4年にして、座組での最年長を務めております。といっても、何もしておりません。
フレッシュな女優3人+主宰を見守りつつ見守られています。ありがとう……!
生憎の雨ですが、un-callは今日も稽古に励んでおりました。小道具も揃いつつあり、いよいよ本番に近づいております。
といっても、中野はほとんど小道具に触れない役なので、稽古場の隅で「ああ、いい小道具だなぁ。いいなぁ……」と指をくわえていたのですが。
小道具もそうですが、この座組には「やさしさ」が溢れていると思うのです。それは主宰の平川くんはじめ、座組のみんなのやさしさであったり。小道具にしても、色合いだとかかたちだとか、からやさしさが滲み出ているようでなんだかほっこりするのです。
ちょっと脱線します。このお芝居に参加する、と決まったときの話。
平川くんから初めてこのお芝居の説明をうけたとき、彼の真摯さに惹かれました。『引力に落ちる』というタイトル同様、見えないなにかにひっぱられるような感覚を味わいました。
ひとは、つねに引力を感じていると思います。
地に足をつけて歩くことももちろんそうですが、気になるモノ・コトや人からもそれを感じているのではないでしょうか。
なにかの引力にひっぱられる、それを「落ちる」と言ってしまう。
それなのに、ぜんぜんネガティヴなイメージを抱かせない。
不思議なあたたかみすら感じさせる世界にひっぱられるようにして、僕はここに落ちました。
ここに落ちてよかった、と思います。
素敵なお話と、素敵なキャストがいます。
観る人の心になにか、残るものであれば幸いです。
この『引力に落ちる』というお話があなたをひっぱって、あなたにひっぱられるようにして出会えますように。
un-call『引力に落ちる』
6/15(金)17:45~
6/16(土)18:00~
6/17(日)19:00~
早稲田大学・小野記念講堂にて
劇場にて、お待ちしております。
中野雄斗