『鬼火』(1963)
原題 Le Feu Follet
監督 ルイ・マル
音楽 エリック・サティ
出演 モーリス・ロネ、ベルナール・ノエル、ジャンヌ・モロー
アレクサンドラ・スチュワルト、ジャック・セレ
かっては社交界の花形だったが現在はアル中で療養中のアラン(ロネ)
彼は死に取り憑かれていた
7月23日 自分の人生最後の日 アランはパリの旧友たちを訪れた…
自殺を決意した男 最後の2日間を描いた作品
妻も友も 誰も自分を必要としない 自分が生きてる価値って?
平凡も優しさも彼の決意を変えることはなかった
この作品を初めて知ったのは新聞で
日本で公開されたのってずいぶん後になってから
77年 中学生の頃やった
この作品を取り上げた記事 そこには拳銃に頬を寄せるロネのフォト
印象に残る一枚やった
モーリス・ロネ
アラン・ドロンと共演した『太陽がいっぱい』
ヨットの上で殺された金持ちのボンボン フィリップ
彼にとってこの作品 代表作なんやろね
日本では彼の人気ってそこまでなかったよう
だからこの作品も公開のタイミング失ってたのかいな
まぁ~ストーリー 超重たいってのもあったか
音楽はエリック・サティ
気だるく流れていく物語 ここで聴けるのは
サティの「ジムノペディ」「グノシエンヌ」
あの有名なピアノによるメロディー通して
ロネの孤独な気持 絶望感が見てる側にもビンビン伝わってくる
このサントラ 本国ではEPリリースされてたんよね
これまでお目にかかった事ないな
サティの曲としては有名やけど 日本ではサントラとしては出てたのかな
ずっと未公開作品やったし リリースされることなかったんやろね 多分
【Gnossienne】
【Gymnopedies】