9月29日は肉の日でしたね。


肉の日だからなんなんだという話ですけど。


川崎大島劇場では緞帳下ろしが行われました。詳細は近いうちに書く予定です。


9月30日は渋谷西武の閉店でした。56年、ご苦労さんでした。


渋谷駅近の西武は西武セゾングループのフラグシップであったと共に、東急と並んで渋谷という街の文化の中心でした。


糸井重里のおいしい生活はおいしいという概念を食べ物以外にまで拡張した名コピーであると共に、バブル前夜の日本経済に活力があった頃の象徴でした。お金を貯めるのでもなく、節約するのでもなく、消費する。インバウンドに頼らなくても日本人がDCブランドなどを買い漁ってました。


東急ハンズ、ロフト、無印良品といったお店が誕生したのもこの頃です。大量消費と文化活動の融合、将来の不安をかき消すかのような熱狂でした。


この頃、予備校も大衆演劇ももう少し元気でした。渋谷の華やかさとは対照的ではあっただろうけど。


J-POPという概念が生まれたのも渋谷です。歌謡曲でもない、ニューミュージックでもないカテゴリー。J-POPの誕生によって歌謡曲はオワコン化しました。


おいしい生活は新たな時代の扉を開きました。そのセンターの中心のひとつが渋谷西武だったといっても過言ではございません。浅草木馬館みたいなものですね。


渋谷西武の閉館理由は老朽化というよりも地主である松竹が借地契約の更新の拒んだから。西武は閉店するつもりはなかったのです。大江戸温泉物語の閉館みたいなものですね。渋谷西武は元々は松竹の映画館の跡地だったのです。


ちなみに浅草木馬館も借地なんです。持ち主はどこだっけ?松竹かどこかだったはず。もしも、地主がノーといえば浅草木馬館も危ういのだ。あの建物も古いからね。勝手に建て替えられないし、建て替えるとしても契約更新してくれるかはわからない。篠原演芸場とは違うのです。


もしも浅草木馬館の閉館という話になれば、川崎大島劇場どころの騒ぎではなくなると思う。大衆演劇に激震が走るのではなかろうか。


実は、浅草木馬館がどうなるのか、危惧してます。


渋谷西武の緞帳下ろしならぬ、看板取り外し。


ひとつの時代が終わりますね。


渋谷の街はどうなるのでしょうか?高層ビルが建ち並び、インバウンドだらけ。上ばかり目指して、中身はスカスカにならないだろうか。


かつて渋谷は文化拠点として面で発展した。今や、高いビルが点在するのみ。全くシームレスではない。開発が終わったとして、渋谷はかつてのような熱狂は起こり得るのだろうか?


人だけは今でも多く、一見すると賑わってるようにも見えるけどね。


混乱をさけるために敢えて閉館セレモニーは行わなかった渋谷西武。


月末には渋谷ハロウィンが危惧されている。今やすっかり迷惑行為に成り下がっている渋ハロですが。


羽衣湯も密かに閉館しました。最終日は賑わったそうです。芋洗い状態だったとか。

渋谷西武にばかり気を取られてすっかり羽衣湯のことを忘れてました。


それにしても、渋谷西武にしても、川崎大島劇場にしても思うことなんだけども、普段からこれくらい賑わっていれば閉館することはなかったのではなかろうか。最後と聞いてから駆け込みで賑わうという日本人がいかに多いことか。


普段からなぜもっと愛さないのだろうか。


いつまでも

あるとおもうな

大衆演劇


今がシュンでした。ジャーニー。


ちなみに渋谷西武のデパ地下はほぼ商品完売状態でした。肉や魚も飛ぶように売れてました。