そもそもなぜサーバーを負荷分散する必要があるのでしょうか。
サーバーで動かすサービスはいろいろありますが、主にwebサーバーを運用している場合、最初はそれほどアクセスもないため一台で十分ですが、アクセス量が増加すると一台では処理が間に合わなくなります。
その場合、まず考えるのがスペックを強化することではないでしょうか。
なるほど、CPU、メモリ、HDDなどの各種パーツを最新のものに置き換えることで確かにこれまでよりも多くの処理をこなすことができるようになります。
しかし、サーバーが故障してしまった場合はどうでしょう。
お客様はwebサイトにアクセスできないので、他のサイトにいってしまい機会損失が発生してしまいます。
そのため、webサーバーを負荷分散して1台が故障しても他が動作することでwebサービスが停止しないようにするわけです。
しかし、単純にホストを2台(ホストA、ホストBとします)にしたとしても簡単に運用できるわけではありません。
まず、ユーザーからアクセスするときにユーザーはドメイン名でアクセスしますが、それを毎回ホストA、ホストBに振り分けてあげる必要があります。
この仕組みはDNSサーバーがもっているDNSラウンドロビンという方法で対応できますがこの方法は本当に単純に振り分けるだけなので、いろいろな問題が発生します。
例えばショッピングサイトを運用している場合、あるユーザーがサイトにアクセスした場合、次のアクセスが別のホストに振り分けられるとこれまでのサイトの情報が失われてしまいます。他にもいろいろな問題を考える必要があります。