悟り | 七曜占庵☆ 雨紋宇宙umon-sora 358

 

これまで、なぜ依存している人を視て、嫌な気持ちになっていたのか。

それは自分も依存していたからだ。

自分の中にもあるから、嫌な気持ちとして反応していたのだ。

 

 

自我は巧妙だ。

自我が作り出した幻想は自分を守る

守られているが故に、人は自分の世界に取り込まれる

自我が悪いわけではない。

自我は自分の仕事をしているだけ。

 

ただ その事実が発覚すると、人は非常に混乱する。

今まで 自分が感じてきたこと、思っていたことが、すべて幻想だったということに気づいてしまうからだ。

幻想は霧となって消えてしまい、後に残った自分には何もないことに気づいてしまうからだ。

 

これまでの自分というのが崩れ去り、虚無感に襲われる。

 

自分と向き合うとは、こういうことだ。

とてつもない恐怖と向き合い、それを受け入れる。

だけど、そこで終わりになるわけじゃない。

新しい自分に出会うのだ。

 

誰も悪くなかった、自分を責める人なんていなかった。

すべては自分を守るために自我が作り出したのだ。

これまで問題と思っていたことは、自分側に答えがあったということだ。

 

まさか、こんな形で悟るとは思わなかった。

 

すべての出来事、すべての人は、自分の心を映し出す鏡。

本当のことを気づかせるために何度も何度も見せられてきた。

でも自我はそんな自分に気づかせまいとして、自分に壁を作り出してきた。

 

今はもう そんな壁はない。。

あるのは自分はひとつだったということだ。

 

そこに行き着いた時、虚無感から深い安堵に変わる。

何も恐れる必要はないことに気づくからだ。

 

これまでの出来事、これまですべての人たちに…

『気づかせてくれて、ありがとう』。

 

そして、これまで何かに対して、頑張って堪えてきた自分に感謝する。

よくここまで辿り着いたなと。

 

占いはそんな自分を気づかせるため 自分に必要なものだったのだと。

人を占い、人の助けになればと思っていたのが、実は人を占わらせてもらうことで、自分自身が助けられていたのだと気づいた時、私は最初から助けられていたんだなと改めて気づかせてくれた。

 

いつ、気づくのか。

いつ、目覚めるのか。

 

色んな精神世界を学んできたが、ここでようやく本当の意味で理解できた。

あの著者が書いていたことは、こういうことだったんだと身をもって知った。

 

ここに行き着くまで10年以上掛かったな。

精神世界の本を擦り切れるくらい何度も何度も読み直してきて、やっと辿り着けた。

自分を諦めずにきて本当に良かった。 

 

この記事は今の私が体験したことを忘れないためにアウトプットしたものだ。

そして、同じような体験をした人、あるいはこれからするかもしれない人たちにシェアする。