2024年(令和6年)6月16日-466号 ☆・・・・‥…‥─━━─‥…‥…─━━─‥‥…・・・・☆ 枯れ果てて、散るのではありません。 この世は、かりそめの宿- ならば-春さらば-と、すがしく散る、 万朶の桜のひとひらにこころ学びたいものです。 今までも、このように生かされ、 そして、生きて参りました。 師 承真尼婆子の後ろ姿を追いつ、 婆子の踏み跡を行きつ戻りつ……。 ひたすらに生きようとする、 盲目的意思を感じながらも、 深遠な真理を未だ識り得ない我が身の、 自分の愚かさに、 明けることのない夜……「無明長夜」を憶います。 だからこそ、人は心の遍歴と軌跡の中で、 心の樹海を彷徨い歩くとも、 無明長夜を照らす生きる灯火を、 心の旅を開く鍵を、 人生の道すがらに求めようとするのです。 ☆ 左藤無憂樹─生きる命をつなぐ蓮の絲……☆彡 vol.00466 2024年6月16日(日)配信 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ 目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/![]()
6月14日 薬師寺様にて
★……観蓮知自浄 見菓覚心徳 蓮を観(かん)じて 自浄(じじょう)を知り 菓(このみ)を見て 心徳(しんとく)を覚(さと)る 『般若心経秘鍵』 泥水に染まぬ蓮華を観じて 自らにそなわる清浄を知り、 蓮の実を見て 心に仏陀の徳がそなわっていることを知る。 ・Ave Maria /Giulio Caccini ・ Vladimir Vavilov ジュリオ・カッチーニの《アヴェ・マリア》再掲 ( 珠玉のピアノ曲…… ) https://www.youtube.com/watch?v=x2ibR0puNk4
☆彡・最新の今日のひと言 ★…2024年6月16日 今日のひと言 ─野の小さき 生と雖(いえど)も…… ◆いのちを詠ふ……佛教短歌 ★…2024年6月14日 今日のひと言 ─天平の 眠りから醒む…… ◆いのちを詠ふ……佛教短歌 ★…2024年6月9日 今日のひと言 ─儚さは 夢幻泡影(むげんほうよう)…… ◆いのちを詠ふ……佛教短歌 ★…2024年6月3日 今日のひと言 ─毬花は いのち一夜に 菩薩のごとく…… ◆いのちを詠ふ……佛教短歌 ☆彡・ 憶いでの小筥から……今日のひと言 ★…2019年6月17日 今日のひと言 ─渉るに難儀する、 難渡( なんど )の人の世の海ですが…… ◆命の道標 ★…2019年6月18日 今日のひと言 ─ いま立つこの道より他、 わがいのちを生かす道なし……。 ◆命の道標 ★…2019年6月19日 今日のひと言 ─身の丈にあわないことをしても…… ◆命の道標 ★…2019年6月20日 今日のひと言 ─変化を恐れて、 その場所に立ちすくんでしまえば…… ◆命の道標 ★…2019年6月21日 今日のひと言 ─自由無碍な、初めのこころ…… ◆命の道標 ★…2019年6月22日 今日のひと言 ─身につく苦労と、 身につかない苦労…… ◆命の道標 ★…2019年6月23日 今日のひと言 ─この道は、 修羅が、菩薩の道を歩く道…… ◆命の道標 ☆彡・こころの磨き砂 ★…2015年3月19日 今日のひと言 ─未だ、花の咲く前の芽を摘むような、 人の世であってはならないのです。 確かに、苦界とも言えるこの世ですが、 誰もが生きる希望を持てる、 世の中であってほしいと憶うものです。 ◆命を愛おしむ…… ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
「 哲学の道 」……とも憶う散歩道にて
6月16日 野の小さき 生と雖(いえど)も…… 野の小さき 生と雖(いえど)も 寂黙と いのちの響き 綺羅星のごと 2024年6月16日 詠
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
6月14日 薬師寺様にて
6月14日 天平の 眠りから醒む…… 天平の 眠りから醒む 東塔に たまゆら現(うつつ) 古の夢見 2024年6月14日 詠
合掌
☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月9日 儚さは 夢幻泡影(むげんほうよう)……
儚さは 夢幻泡影(むげんほうよう) 難きこと 雲水のごと 執着せずや 2024年6月9日 詠 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆
「 哲学の道 」……とも憶う散歩道にて
6月3日 毬花は いのち一夜に 菩薩のごとく……
淡藍の 咲き立ち匂ふ 毬花は いのち一夜に 菩薩のごとく
2024年6月3日 詠
薬師寺様にて
昨年来、四大不調の為に、
遠出も躊躇しておりました。
初夏の古都奈良の、
心象に響く風景を憶いながら、
ほぼ一年ぶりに、
侍者の尼を連れて、 参内させていただきました。 合掌
・‥……─━━…‥憶いでの小筥から…‥…━━─…‥‥・ 6月17日
渉るに難儀する、 難渡( なんど )の人の世の海ですが…… 人生の迷いの海にも譬えられる、 渉ることの難しい、 この難渡の人の世の海です。 波しぶきに、 生きる力さえも、 消え入りそうになりますが、 現実の暮らしに苦しみ、 日々、困難な状況に翻弄されようとも、 決して、絶望はつかまず。 自ら道を閉ざしてはいけません。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月18日
いま立つこの道より他、 わがいのちを生かす道なし……。 自分探し…… 道を切り開く……等など、 自分に向き合うほど、 かえって、 自分を追い込んでしまって、 迷い惑う中で、 道を一本違えて、 迷路に入り込んでの八方塞がり。 出口が見えなくなってしまうのです。 しかしながら、 来し方を振り返れば、 既に、道を切り開いてきた、 踏み跡が残っているのですから、 今の自分を否定して、 負の連鎖に陥ることもないわけです。 自分を責めてはいけません。 いま立つこの道より他、 わがいのちを生かす道なし……とも申せます。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月19日 身の丈にあわないことをしても…… 他人さまを押しのけて、 何かを得たとしても、 見えない心の裡なる働きが、 さまざまな姿形で以て、 その答えを見せてくれます。 身の丈にあわないことをしても、 この人生の難局が好転するとは限りません。 自分の足元を見て、 進む方向を見定め、 等身大の姿を見失わないことです。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月20日
変化を恐れて、 その場所に立ちすくんでしまえば…… 前に進めないのに、 時間だけが過ぎてしまって、 自分だけが、 この場所に、 取り残されてしまっているような辛い時……。 この世の中には、 自力ではどうにもならないことが、 数多あるものです。 変化を恐れて、 その場所に立ちすくんでしまえば、 それより先へは進めないのです。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月21日 自由無碍な、初めのこころ…… この四苦八苦の娑婆世の中で、 何かを掌に得られたにしても、 既にあるものを数えずに、 まだ、何かが足りないと、 不足ばかりを指折り数え、 今生きている、 その先の不安ばかりに、 心がとらわれてしまい、 自由無碍な本来のこころを、 見失っているのかもしれません。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月22日
身につく苦労と、 身につかない苦労…… この世の中には、 あえて、 しなくてもよい苦労もあるでしょうけれども、 人には、 身につく苦労と、 身につかない苦労があることを、 この身に深く留めおいた人では、 背負う荷の重さ次第で、 これから先の生き方が違ってくるようです。 合掌 ☆‥…─━━‥………‥☆彡今日のひと言……‥‥━━─‥…☆ 6月23日
この道は、 修羅が、菩薩の道を歩く道…… 悲喜苦楽の、 この変転きわまりない娑婆世にあって、 人の考え方も変遷してまいります。 人は、その時々に、 身に付いた幾ばくかの処世術、 生きてゆく方法や、 巧みな世渡りの智慧でもって、 世間と折り合いをつけて、 苦の道を迂回していくのです……。 しかしながら、 この身はやがて滅びがあり、 永劫の別離が待っているということ……。 処世の智慧でもってしても、 誰しもが、 如何ともし難い難局面にぶつかるのです。 この娑婆世の道は、 修羅が、 菩薩の道を歩く道とも申せます。 合掌 ───────────────────────────── ■ 「 こころの磨き砂 」
─未だ、花の咲く前の芽を摘むような、
人の世であってはならないのです。
確かに、苦界とも言えるこの世ですが、
誰もが生きる希望を持てる、
世の中であってほしいと憶うものです。
世の中の差に、
行き場がないと、未来に絶望して、
今を悔むより、
代わってもらえないこの人生……
命の歩み……。
このように、人生の道をお歩きなさい……と、
教えることは出来ても、
そのままに歩くか、
レールを逸れて、まわり道を歩くのは本人の自由。
しかしながら、
秋の音立ち、実が熟れて、
やがて、大地に零れ落ち、
やがて、そこから芽が生ずるように、
人も、いつの日にか、
巡り来る季節の中に、いのち輝くのです。
未だ、花の咲く前の芽を摘むような、
人の世であってはならないのです。
確かに、
苦界とも言えるこの世ですが、
誰もが生きる希望を持てる、
世の中であってほしいと憶うものです。
合掌
( 2015年3月19日 )
◆命を愛おしむ……
───────────────────────────── ☆彡・編集後記 ★…御身お大事になさいますよう……不乙
※記事に掲載されている文章、和歌、画像は既に出版されている ものもあり、無断転載・引用はご遠慮下さいますようお願い申し 上げます。どうぞ、おくみ取りくださいまして、 よろしくお願いいたします。
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