5月30日(木)、赤川登山口より、久住山と稲星山に登りました。
コース:
赤川登山口―140分→久住山頂―30分→神明水分岐―20分→稲星山頂―15分→神明水分岐―125分→赤川登山口
くじゅうがミヤマキリシマで賑わう季節となりました。くじゅうには沢山のピークがありますが、それぞれの山でミヤマキリシマの咲く時期や個体数が異なります。群落のある大船山、平治岳、三俣山は、特に人気が高く、今年は虫害も少ないようで、大渋滞となっているようです。久住山と稲星山の南面にも穴場的群落があるのですが、ここ数年は虫害がひどくて開花していません。今年はどうかなぁ‥。ネット情報によると咲いていない様子だけど、自分の目で確かめたくなりました。稲星山には、ミヤマオダマキも咲いているらしい‥。花偵察に出かけました。
赤川登山口スタートです。7時半で車は10台くらい、まだまだ駐車場には余裕があります。
橋が架かっている川から、久住山が見えます。
山道を通り、三度ほど舗装の林道と交差しました。
ここから急登になります。
長い階段が続きます。登山道の両側にミヤマキリシマが咲いています。
阿蘇が見えます。景色は最高です。
途中に下りの階段もあります。せっかく標高を稼いだのに、少し損した気分になります。
ベニドウダンかなぁ。
階段のあとの岩場、これも結構長い‥。ミヤマキリシマの群落があるけれど、全体が茶色で花はありません。
久住山が見えてきました。あと少し!
久住山頂に着きました。次から次に登ってくる人がたくさんで、長居せずに場所を移ります。
牧ノ戸登山道は賑わっているようです。
南側には、阿蘇の山々と久住高原。
東側には大船山。
山肌がピンク色の三俣山、写真では分りにくいですね。右後方に猫耳の由布岳が見えます。
稲星山に向かって稜線を歩きます。ここにもミヤマキリシマの群落があるのですが、咲いていませんね。
天狗ヶ城と中岳、空池のピンクはこれからのようです。
神明水分岐で長い休憩をとります。ここまで来ると、人が少なく静かです。
ミヤマオダマキ、時期的に遅いかなぁと思っていましたが、最後の一輪が待っていてくれました。
風が強い岩場で、膝丈よりも低いミヤマキリシマが健気に咲いています。
稲星山山頂です。岩の下に仏様が祀られています。
久住山から歩いてきた道です。
東南側、赤い砂地の向こうにミヤマキリシマの群落があるのですが、全体が茶色でうっすらピンクが見えるのみです。
阿蘇の眺めがよいけど、今年もミヤマキリシマは咲いていませんね。虫の被害がなくなって、ピンクに染まる光景をいつか見てみたいです。
砂地でわずかに頑張っています。
神明水の横を通って、往路とは違うルートから下山します。
ミヤマキリシマの下をくぐるようにして下山します。ツルツルの黒土、おまけに急傾斜で、腰を落として滑るようにして下りました。
通りにくい道に難儀しながらも、道脇に咲くミヤマキリシマに癒されます。
阿蘇の景色がよいのはここまでかなぁ。
あとは眺望のきかない森の中をひたすら下ります。黒土の危険箇所はなくなりました。森歩きもなかなかいいものです。
標高が下がって日が当たらないと、ミヤマキリシマはありませんが、頭上に鮮やかなツツジが咲いていました。
小さな沢を渡ります。
猪鹿狼寺跡です。この先、ピンクテープが少なくなり、他の道に行きそうになりました。
舗装路に出ました。見通しがよいので、もう大丈夫です。
この道の終点が、登山口の駐車場です。昨年ここを通ったときは重機が入っていました。砂防工事も終わっています。
赤川登山口に無事に帰着しました。赤川からのルートは、標高差が大きいので避ける人が多いためか、このミヤマキリシマシーズンでも混雑なく登ることができました。