4月5日(金)、くじゅうの雨ヶ池に行きました。
コース:
長者原―80分→雨ヶ池―60分→長者原
雨ヶ池は、くじゅうの長者原から坊がつるに行く途中にある池です。名前の通り、雨が降ったらできる池ですが、昔はいつ行っても水があったように記憶しています。ところが、登山を再開してここ3年ほど、水のある雨ヶ池を見ることができずにいます。
2021年7月の雨ヶ池、youちゃんが指さす方向に水はありません。
2022年10月の雨ヶ池、緑の草原になっています。
2023年3月の雨ヶ池、黒く湿った感じもしますが、水はありません。
二日前、大分県でまとまった雨が降りました。今行けば、水のある雨ヶ池が見られるかもしれないなぁ‥。どんよりとした天気で、登山日和とは言えませんが、雨ヶ池の水を見るため出かけました。ピークのない山歩きです。
長者原からスタートです。
この五日前に野焼きが行われたタデ原湿原です。くじゅうの春は黒色から始まります。まだ炭の匂いが立ちこめています。
タデ原湿原の木道を通って、坊がつる方面の山道に入ります。
水辺の緑色が目を引きます。
バイケイソウの緑にも春を感じます。
指山分岐です。坊がつるの方向に進みます。
ずっと緩やかな登りですが、災害跡のガレ場を横切るところもあります。
花はないかなぁと足元を見ていると、ショウジョウバカマがありました。少し前に鎮南山で見たものよりも、小さな花でした。
長者原方面の展望のよい場所ですが、ガスがかかっています。
池畔の木道が見えました。この先に、果たして水はあるのでしょうか。
ありました、水!
でも、多いときは木道の下まで水がくるそうなので、思っていたより少ないかなぁ。水を見ることができたので、贅沢は言えませんね。目の前の山は平治岳です。
振り返って三俣山です。ガスがかかっています。
笹の中に一輪だけリンドウを見つけました。
アセビはたくさん花をつけています。
鹿の声がするので見ると、三匹が山の斜面を駆け上っていきました。写真では小さすぎてよく分かりませんね。
坊がつる方面を向いて左手側の窪地に、池ができていました。結構な水の量です。周囲には鹿のフンがたくさん。水を飲みに来るのでしょうね。
高台から眺めると、大船山(右)がよく見えました。
こんな曇りの日に山に登る人は少ないようで、すれ違ったのは3~4組の方々でした。雨ヶ池でのんびり過ごして、また長者原へと下山しました。
平治号、ただいま~。駐車場の車も少ないままですね。
家に帰って、「確かあったはず」と探すと出てきました。
これは、1990年、34年前の雨ヶ池です。坊がつるにキャンプに行く途中で、荷物をたくさん担いでいます。若かったな~。もう思い荷物は担げません。
水がたくさんです。人が写っている場所から左にある島のようになところに、現在は木道が整備されています。昔は(よく憶えていませんが)池を大回りして通りにくかったことでしょう。ありがたいことです。
この時一緒に写っているkunちゃんyouちゃんと、長いブランクを経て、3年前にコロコロ隊を結成しました。昔のようにガンガン登ることはできないけれど、友人と一緒に登る山は、やっぱり楽しく嬉しいです。