2月18日(日)、鹿鳴越(かなごえ)連山にある板川(いたご)山、七ツ石山、経塚山に登りました。
メンバー: 2人( kun otu )
コース:
山田湧水―25分→殿様道入口―50分→鹿鳴越東峠―40分→板川山―10分→七ツ石山―10分→鹿鳴越西峠―(Cルート)30分→経塚山―(Bルート)30分→鹿鳴越西峠―50分→山田湧水
鹿鳴越連山は、杵築市山香町と日出町の境にあり、鹿鳴越西峠と鹿鳴越東峠を結んだ稜線上にある山々です。2022年に日本山岳遺産に認定されています。
一年前の丁度同じ時期に、やはりコロコロ隊で登っています。今回も前回と同じルートで、山田湧水からスタートし、鹿鳴越東峠から板川山、七ツ石山、経塚山の順に登っていきました。
山田湧水の駐車からスタートです。すでに何台かの車が停まっています。
暖かく良い天気です。車道を25分歩いたら、「殿様道入口」という登山口に着きます。
ここは、江戸時代、日出藩主が豊前に向かうときに通った道ということで「殿様道」と呼ばれています。石垣や石畳の跡がたくさん残っています。廃道になって百年経つそうです。
鹿鳴越のシンボルである鹿のイラストの赤いリボン、登山道でかわいく目立ちます。
昔は人力車も通っていたそうです。
こんな倒木もくぐり抜け‥、
東鹿鳴越の分岐に到着しました。今回も、百合野山には寄らずに、左の稜線を進みます。
歩きやすい道ですが、所々急登もあります。
途中に古城山がありますが、寄らずに進みます。
板川山に着きました。山頂で景色を見ていると、後から登ってきた8名のグループのリーダーが「あれ? kunさん!」とおっしゃるではありませんか。kunちゃんのボランティアの先輩(kunちゃんは臼杵市で山整備のボランティアをしています)のKさんとTさんでした。福岡のお友達を鹿鳴越に案内しているとのことでした。こんなマイナー(!?)な山でバッタリ出会うなんて、とkunちゃんもびっくりしていました。
別府湾と高崎山、別府の山々がよく見えます。グループの方々よりもひと足先に次の山に向かいます。
岩がたくさん見えてきましたね。
七ツ石山に着きました。先程の板川山よりもさらに広い範囲で別府湾が見えます。
名前の通り、大きな石があります。七つ以上ありそうですよ。昨年は曇天で霞んでいた景色も、この日はよく見渡せました。
すぐにKさんたちのグループもやって来ました。
七ツ石山でお昼ご飯を食べ、経塚山に向かいます。
西鹿鳴越につきました。経塚山に寄ってまたここに戻り、山田湧水へと下ります。
経塚山に向かうには、3つのルートがあります。丁寧な地図です。ありがとうございます。
急登があるけれども眺望がよいというCルートを進みます。
なるほど‥、これはすごい登りですね。ロープが頼りです。
やっと登り切りました。笹を苅った快適な道を抜けると‥、
「経塚テラス」という標識があります。実は、ここまで直接、車で来ることもできるのです。途中の道が狭くて、あまり知られていません。バイクが1台だけ停まっていました。
2年くらい前に、新しく作ってくださったコースです。大きな石の間を通るのも楽しく、別府湾の眺望が素晴らしいです。日出町ツーリズム協会の皆様、ありがとうございます。
経塚山が近くなりました。
鉄塔の横を通って‥、
経塚山の山頂に着きました。ミヤマキリシマの自生地として知られています。ミヤマキリシマは、800~1000m以上の場所に自生する植物なので、標高610mの経塚山に咲くのは珍しいことなのだ、と書いてあります。
まだ枯葉色のミヤマキリシマの向こうに、由布岳の猫耳が見えます。
コーヒー休憩をとって、西鹿鳴越まで戻ります。
Kさんたちの助言をもとに、復路は起伏の少ないBコースを通ります。
大きな木、「タブノキの間」という標識があります。
間もなく西鹿鳴越の分岐に到着です。
西鹿鳴越から「ザビエルの通った道」を通って、山田湧水へと下ります。
四百年以上前、豊後の国に向かうカトリックの宣教師ザビエルも、この高崎山の風景を眺めたのでしょうね。
椿の花咲く気持ちの良い道です。
ゴロゴロ石が多くなってきました。ここで、三度山頂で一緒になったTさんたちのグループに、先に行っていただきます。皆さん歩くのが速いです。
ここは「旧石切場」、江戸時代から昭和の初期まで採石が行われていたそうです。
ゴールも近いです。
山田湧水が見えてきました。
山田湧水に到着した時、地元農家の方が、畑で作った大根を登山者に配っていました。たくさんできて勿体ないからと車にたくさん積んで‥。心遣いが温かいですね。私は、家に大根があるので気持ちだけいただきました。大根を手にした皆さん、嬉しそうでした。