6月17日(土)、鳴子山に登りました。

  

 相棒のkunちゃんと一緒に計画していた鳴子山でしたが、kunちゃん体調不良のため、オオヤマレンゲに逢いにひとりで登りました。

 くたみ分かれからの鳴子山直登は、急登だと聞いていて覚悟はしていましたが、やはり噂通りの急登でした。

 

コース:

一番水―25分→くたみ分かれ―150分→鳴子山山頂―5分→オオヤマレンゲ

鳴子山山頂―85分→くたみ分かれ―25分→一番水

 

 一番水駐車場スタートです。ミヤマキリシマが終盤に入ったためか、駐車スペースは7時半の時点で余裕がありました。

 準備完了で歩き始めた時、一番水の水汲み場に行こうとしている男性と何気なく挨拶をしたら、以前くたみ分かれで道案内をして下さった方だとわかりました。「今日は友達は一緒じゃないの?」と、コロコロ隊のことを憶えていて下さいました。鳴子山の直登コースを登ると言うと、「へえー、頑張るね!」と言われ、すごい道なのかと不安になりましたが、オオヤマレンゲのたくさん咲いている場所を教えて下さり、気分を上向きにしてスタートしました。

 くたみ分かれまでは、コンクリート道を歩きます。正面に見えるのが鳴子山かな。

 

 くたみ分かれに着きました。コンクリート道から鳴子山の登山道に入ります。

 

 しばらく歩いていると、鉾立峠への登山道と合流し、道間違いに気がつきました。登山アプリで確認しながら引き返します。この看板の所に分岐がありました。鳴子山の方向には標識もピンクテープもありません。15分の時間ロスです。

 

 登山道を少し進むとピンクテープが現れてきました。分かりやすい道なのですが、傾斜がきつく、何歩か登っては立ち止まることの繰り返しです。

 

 眺望のきかない同じ風景、同じ急坂が延々と続き、滅入ってしまいます。他に登って来る人もいません。

 

 1時間半くらい(もしかしたら2時間くらい)登って、やっと明るい場所に出ました。

 

 振り返れば、久住高原が見えます。霞んでいなければ、阿蘇の山々も見えたことでしょう。

 

 相変わらずの急登ですが、眺望がよいと気分も違います。

 

 稜線に出ました。鳴子山へと続いています。「やっと目標物が見えた!」という感じです。

 

 大船山も見えます。

 

 同じような山が重なって見えますが、鳴子山は手前の山です。もう一息です。

 

 最後の難所です。この岩を越えるのだと思うと、足がガクガクします。下ってくる登山者の方と道を譲り合いました。下りも怖そうです。

 

 山頂に到着!素晴らしい眺望です。

 

 稲星越方面、きれいな三角形の中岳と左後ろにちょこっと天狗ヶ城、その手前右にゴツゴツした白口岳が見えます。

 

 白口岳の向こうには三俣山と坊がつるです。ミヤマキリシマの株がたくさんありますが、花の時季は終わっていました。

 

 祖母傾は、霞んで見えませんでした。

 

 それでは、「森の貴婦人」に逢いに行きましょう。

 鳴子山の山頂から、稲星越の方向に下ります。

 

 オオヤマレンゲ、ありました!

 鳴子山の山頂で出会ったご夫婦が「こちらにも沢山ありますよ」と声をかけて下さいました。このご夫婦は、牧ノ戸峠からの長い道のりを登って来られたそうです。

 

 控え目に俯き加減で咲いています。貴婦人の名にふさわしく、気品があります。

 

 

 咲き終わっている花もありましたが、蕾もまだたくさんついていました。

 

 

 後ろ髪を引かれる思いでオオヤマレンゲに別れを告げ、鳴子山を登り返します。途中で、片ヶ池の展望ポイントがありました。別名ピカチュウ池です。水が少なくなっていました。なんと池畔に人が2人立っているのが見えました。道がないのに、どうやって行ったのだろう‥。

 

 鳴子山の山頂で昼ご飯を食べて往路を戻りました。一度通った道なので、登りの時よりも気楽に下ることができました。

 

 下山して、kunちゃんと食べた「いちごちゃんソフト」のことを思い出し、無性に食べたくなりました。パルクラブに行かなくては!

 

 パルクラブ「大地乃湯」で汗を流し、冷凍莓の乗った「いちごちゃんソフト」を食べました。不安な山行きでしたが、オオヤマレンゲにも逢えて、充実した一日でした。次は、コロコロ隊登山ができるといいなぁ。