4月30日(日)、今水から黒岳(高塚山)に登りました。

 今水登山口は、一昨年に下見をして、いつかここから登りたいと思っていました。しかし、コロコロ隊員には興味がないようでした。ここ最近、老親の世話でコロコロ隊登山に参加できずにいました。この日は、時間ができたので、一人で今水にやってきました。

 

コース:

今水登山口―50分→ガラン台分岐―25分→前セリ分岐―35分→風穴―50分→天狗分かれ―20分→高塚山―15分→天狗別れ―45分→風穴―35分→前セリ分岐―20分→ガラン台分岐―40分→今水登山口

 

 今水の駐車場には、他に一台の車が停まっているだけでした。ゴールデンウィークに入った日曜日なのに‥。

 駐車場横に登山届提出箱があります。ここから登山スタートです。

 

 新緑の中を歩きます。ミツバウツギの白い花が咲いています。  

 

 「黒岳登山口」の看板があります。ここを右のガレ場に進んでしまいました。ピンクテープが見えたからです。

 

 ガレ場で道を見失い、YAMAPを見て道を逸れていることを確認し、元の場所まで戻ります。ピンクテープは、流された木の枝に付いているものでした。注意力が足りませんでした。

 

 正しい登山道には、木の幹にちゃんとピンクテープが巻かれています。

 

 登山道の右側、豪雨災害の跡が痛々しいです。

 

 新緑の森の中を進みます。

 

 ユキザサ。

 

 壊れた柵の跡があります。

 

 ガラン台分岐です。

 

 ガラン台分岐の少し先に、「風穴・黒岳」という標識が出ています。登り上がる感じの登山道の方向に進みます。

 

 ヤブレガサの茂るなだらかな道です。

 

 スミレがたくさん咲いています。

 

 苔むした岩が多くなりました。

 

 前セリ分岐です。柳ガ水、岳麓寺登山口を経て大船山へ向かう分岐のようですが、ここから5分くらい登った所に、「大船登り口」と書かれた赤テープが巻かれた木がありました。そこは大船山に直登する分岐のようです。

 

 ここまでは眺望のきかない森の中を登っていたのですが、頭上が少し明るくなってきました。 

 

 木々の間から黒岳が見えます。

 

 右手の谷に、ツクシシャクナゲが見られるようになりました。

 

 

 ガレ場を登って横断します。ピンクテープを見落とさないように慎重に‥。

 

 ガレ場横のツクシシャクナゲは、満開です。

 

 ここは、今水から風穴までのルートで唯一空がよく見える場所です。黒岳が見えます。

 

 前方に、大船山と北大船山が見えます。曇天です。

 

 ガレ場を過ぎて、再び森の中に入りました。大船山への分岐です。これまで大船山への分岐はいくつかありましたが、ここは、米窪、段原を通るルートのようです。

 

 岩陰にひっそりと咲くワチガイソウ、小さな小さな花です。ワダソウとよく似ていますが、ワダソウは花弁の先がくぼんでいるそうです。

 

 「もののけ姫」に出てくるような苔の岩場を通って、風穴に着きました。

 

 風穴の中に入る勇気はありませんので、上から覗いてみます。雪と氷が見えます。

 

 風穴から黒岳に向けて登ります。

 

 岩がゴロゴロの急登です。何度も立ち止まって、呼吸を整えます。

 

 登山道横には、ツクシシャクナゲがたくさん咲いています。

 

 オオカメノキ(ムシカリ)の花もたくさん咲いています。

 

 標高が高いところのツクシシャクナゲは蕾が多いので、当分は花を楽しめることでしょう。

 

 急坂を登りきり、「天狗別れ」につきました。右に行けば天狗岩、左に行けば高塚山です。「黒岳」とは、この辺りの天狗岩、高塚山、前岳などの総称です。

 天狗岩は巨岩の上が山頂になっており、絶好の撮影スポットとなっています。この日は曇天で風が強くて怖そう‥、岩の上に立っても写真を撮ってくれる人もいないし‥、ということで天狗岩へ行くのはやめました。左方向の高塚山に向かいます。

 

 高塚山は分岐から近いと思っていましたが、なかなかたどり着けません。15分ほど登った所で「山頂まで5分」という標識を見つけ、ホッとしました。

 

 山頂近くには、ミヤマキリシマの株が沢山ありました。蕾がびっしりついています。

 

 高塚山到着です。祖母・傾方面がよく見えます。

 

 目の前に天狗岩。ホント、山頂が岩ですね!

 

 大船山。距離が近いです。

 

 遠くにちょこんと三俣山。雲が多いですねぇ。

 

 山頂で昼ご飯を食べて往路を戻りました。帰りはただ黙々と下りました。たくさん歩いたな、と思っても10分くらいしか経っておらず、下りの一人時間はものすごく長く感じました。

 今水~風穴の間は、往きも帰りも誰一人として会わず、鳥の声と、遠くで鳴く動物らしき声を聞くのみでした。