4月9日(日)、宮崎県延岡市の行縢(むかばき)山に登りました。行縢とは、乗馬用のすねあてのことで、山の形が似ているのでこの名前がついたそうです。
メンバー: 2人( kun otu )
コース:
登山口―70分→滝入口―30分→県民の森分岐―60分→行縢山頂―50分→県民の森分岐―25分→滝入口―60分→登山口
注)所要時間はコロコロ隊独自のものです。
「宮崎のお薦めの山は、行縢山なんだって!」、kunちゃんからそう教えてもらったのは先月のこと。それまで名前も場所も知らなかった山ですが、何だかとても興味がわきました。4月上旬にはアケボノツツジも咲くそうです。kunちゃんと二人で出掛けてみました。
延岡市の舞野ICから登山口まで車で20分、大分県側からのアクセスも良好です。
高速を降り、登山口に向かう途中の車窓から、眼前に迫りくる山が見えてきました。行縢山です。左が雄岳、右が雌岳、存在感があります。中央凹部に一筋の滝が流れているのが見えます。「日本の滝100選」に選ばれている行縢の滝です。
駐車場は、行縢神社の横にあります。まずは神社に参拝して、安全登山をお願いします。
行縢神社は、718年に紀州熊野大社の御分霊が奉祀されたのが起源だそうです。歴史がありますね。大きな杉の木が沢山あります。
鳥居の右横が登山道になっています。これから、二つのピークのうちの雄岳を目指します。
杉や雑木の大きな樹木の下を登ります。
kunちゃんが見つけた登山道の植物、ギンリョウソウとアリドオシです。
木製の橋、よい雰囲気です。
渓流に沿って登ります。水量が多く、水が澄んでいます。
渓流を渡ります。木の筏があるので歩きやすいです。
「第2の沢」と呼ばれているところです。
こんな大きな岩もあります。
滝見橋に来ました。橋からはの眺めは、思わず叫びたくなるような絶景です。
左手に行縢の滝が見えます。正面には岩壁がそびえ立っています。
再び樹林の下、水の音を聞きながら岩の道を登ります。
行縢の滝の入口にきました。一旦登山道から逸れて、左の道に入ります。
ここで出会った地元の男性は、雌岳方面に登られるそうです。アケボノツツジは雌岳の方に多いのですが、今年は花のピークは過ぎているそうです。
行縢の滝です。幅30m、高さ77m、全景はカメラに収まりません。二日前の雨のためか水量が多く、水しぶきが飛んできます。
滝壺には虹が架かっていました。
再び登山道に戻って進みます。「峠」という標識のあるところに出ました。山の神様が祀られています。左に行くと絶景ポイントがあるそうなのですが、寄らずに真っ直ぐ行きます。
県民の森への分岐にきました。左の山頂方向に進みます。
「第3の沢」です。水量が多いので、対岸に行くのは、なかなか手強そうです。
足場を確認しながら渡渉します。
森の中を登ります。岩が少なくなりました。
新緑がきれいです。
さあ、もうじき山頂です。
大きな岩があり、憩っている人がいました。あまりにも眺めが良いので、「ここが山頂?」と思っていたら、山頂はもう少し先とのことでした。
着きました!行縢山山頂です。
山頂にはツツジの木が沢山ありましたが、終わりかけの花が多かったです。今年は、花の時期が早いようです。アケボノツツジは‥、山頂近くの林で遠目に確認できましたが、山頂ではよく分かりませんでした。
延岡の市街地と、その先に海が見えます。四国の足摺岬が見えることもあるそうです。この日は少し霞んでいました。
隣の雌岳が近くに見えます。他の山の名前は全く分かりません。宮崎の山のこと、これから勉強しないとなぁ。
復路は、来た道を戻りました。
わくわくドキドキ、山の楽しさをギュッと詰め込んだような行縢山登山でした。アケボノツツジが咲いてなくても、十分満足な二人でした。