11月7日(月)、長者原登山口から下泉水山、上泉水山、黒岩山に登り、牧ノ戸峠に下山しました。
長者原の東側は、三俣山や坊ガツルへの登山道などがあり、多くの人で賑わうのですが、西側の泉水・黒岩山群は比較的静かで、ゆったりした登山が楽しめました。このコースは、昨年の11月20日にも登っています。その時は、牧ノ戸峠に下山後、九州自然歩道を1時間以上歩いて長者原に戻りました。今回は、車2台で来て、牧ノ戸峠、長者原にそれぞれの車を置いたので、下山後に長者原まで車で移動できました。
メンバー: 2人( kun otu )
コース:
長者原―70分→下泉水山―35分→上泉水山―65分→黒岩山―45分→牧ノ戸峠
注)所要時間はコロコロ隊独自のものです。
長者原西駐車場からスタートです。林の枯葉の上を歩きます。長者原の紅葉はまだまだ見頃です。
林の端まで行くと、登山道の標識があります。
標識に従って進み、渓谷に架かる橋を渡ります。
水面を覆うようにモミジの紅。
橋を渡って、防火帯を登っていきます。傾斜は急ですが、景色が目を楽しませてくれるので、それほどきつく感じません。
色付いた木々。
タデ原湿原が眼下に見えます。広い‥。遊歩道で歩けるのは、その一部分なのだろうな。
存在感のある三俣山。今日は一日快晴だと思っていたのに、ここに来て曇り空です。
岩に根付いたド根性ミヤマキリシマ。季節外れの花を咲かせています。
防火帯を登りつめた所に標識があり、道は左手に曲がります。
緩やかな傾斜を少し歩くと‥、
山道に入ります。
ここは傾斜が急ですが、長くは続きません。
「ヘンゼルとグレーテルの森」とkunちゃんが言っていたアセビのトンネルを抜けます。
木に覆われた、山頂らしからぬ下泉水山に到着です。
しかし、山頂碑後方の岩を登ると‥、
ぐるっと展望が開けます。
下泉水山を後にして、再び樹間を歩きます。曲がりくねった木が多く、今度は、「白雪姫の魔女の森」と言っていました。
視界が開けてススキが原に出ると、やっぱり三俣山がそこにあります。今回の山行きで、「三俣どーん!」と、合い言葉のように何回も口にしました。
笹の生えた急斜面を登ります。
上泉水山に到着です。ここも素晴らしい眺めです。
そしてやっぱり、どーんとした三俣山。
湯煙が上がっています。長者原には、温泉がいくつもあります。
上泉水山を過ぎ、灌木の中のアップダウンを何回か繰り返します。
ゴツゴツした山頂の黒岩山が近付いてきました。
「大崩の辻」への分岐に着きました。今回も「大崩の辻」へは寄らずに、真っ直ぐ進みます。
「どこだったかな‥」と探しながら歩いていたら、ありました。登山道に突き出た大きな岩。「抱きつき岩」と命名しました。
快適なススキの道を歩きます。登山道の両脇の草を刈ってくださっています。感謝です。
黒岩山への標識が出ていますが、ここは前回、騙された所です。登りにくい道だったので、真っ直ぐ牧ノ戸方面に進みます。
すぐにまた、黒岩山への標識が現れます。今度は、「黒岩山頂」の方向に右折します。
分岐から10分もかからずに黒岩山の山頂に到着しました。
黒岩山の山頂も、眺望抜群です。シャクナゲの木がたくさんあったので、春にはきれいな花を咲かせることでしょう。
もちろん三俣山はどーんと見えるのですが、岩の上に登って筋湯や小国町の方面も見渡すことができました。
山頂で昼食をとり、下山します。
牧ノ戸峠を目指して下ります。牧ノ戸峠レストハウス前の駐車場に、車が連なって駐車されているのが見えます。朝よりかなり増えているなぁ。
ずんずん下って平らになると、東屋があります。建屋の中にベンチがあって、休憩するのによい場所です。ここで、おやつを食べながらコーヒーを飲み、楽しかった山を振り返ります。
東屋から10分で、牧ノ戸峠に帰着しました。ここから、停めてあったkunちゃんの車で、長者原に移動します。
登山の後の楽しみは温泉。今回は「長者原温泉」です。長者原ヘルスセンターの二階にあります。昔からある温泉なのですが、ここ数年は閉まっていて寂しく感じていました。最近、再開したようです。入るのは、30年振りだなぁ。
お食事処で入浴料(500円)を払い、二階に上がります。
浴槽の写真は、ネットから拝借しました。夏のようですね。
お湯は熱めで、少し白濁しており、硫黄の匂いが心地よいです。身体の芯に温泉成分が入っていくような感覚。三俣山を眺めながらの入浴です。
施設の外には、足湯もありました。こちらは多分、無料です。温泉のあとなので、入りませんでしたが‥。
今回の山は、左にずっと三俣山の雄姿を見ながら登り、そして下りました。三俣がこんなに感じられるのは、このルートが一番だなぁ。「いつか三俣山にも登ろうね(険しいけど)」と言ってうなずき合ったコロコロ隊なのでした。