4月20日(水)、くたみ分かれの四千本桜を観賞し、シャクナゲを探して山中を散策しようと佐渡窪まで登りました。

 先月も、マンサクを見に佐渡窪まで行きました。同じコースですか、季節が変わって違う景色に出会えることを期待して出掛けました。

 

メンバー: 3人( kun  huu  otu )

コース:

一番水登山口―山中散策して90分→くたみ分かれ―65分→佐渡窪

佐渡窪―山中散策して75分→朽網分かれ―40分→一番水登山口

注)所要時間には、休憩や植物観察の時間が含まれています。

 

 今回も、一番口登山口からスタートです。登山口の看板の近くにエヒメアヤメが咲いていました。色も草丈もスミレによく似ています。姿形はしっかりアヤメなのに、小さくかわいいです。

 

 すぐ近くにスミレも咲いていました。

 

 山道に入り、イチリンソウを見つけました。

 

 頭上の木々は、新芽が出たばかりです。良い天気です。

 

 マムシグサが咲いていました。

 木陰に群生している様子は、恐ろしいような迫力があります。

 

 目の高さに、アケビの花が咲いていました。ピンクとも紫ともつかぬ落ち着いた色、秋には実がなるのかな。

 

 くたみ分かれ手前の「四千本桜」と呼ばれている桜の名所に着きました。一番水から40~50分です。残念ながら、花の時季は終わっていました。2~3本花が残っている木があったので、写真を撮りました。

 

 

 あと一週間早ければよかったのかもしれません。年によって咲く時季が若干異なり、すぐに散ってしまうので、ちょうど満開の時に来るのはなかなか難しいようです。「また来年を楽しみにしようね」と皆で話しました。

 この後、山中を散策し、先月地元の人に教えてもらったシャクナゲが咲く場所を探しました。しかし、とうとう探し出すことが出来ませんでした。

 

 気を取り直して、登山再開です。丸太橋を渡って、くたみ分かれに向かいます。

 

 しばらく舗装路を歩き、山道に入ります。

 

 ムシカリの花。

 

 バイケイソウの緑が目に鮮やかです。初夏には白い花を咲かせます。柔らかくて美味しそうな葉っぱですが、有毒で食べられないそうです。

 

 鍋割峠直前のお地蔵様です。ここの手前にもう一つお地蔵様があったはずなのですが、往路復路ともに目にすることはありませんでした。道が逸れていたのか、気付かなかっただけなのか???

 

 佐渡窪に到着。1ヶ月前は山肌にマンサクの黄色があったけど、今回は若葉が芽吹く前のモノトーンの風景です。

 

 佐渡窪から鉾立峠方面に5~10分登った所で、昼食休憩をとりました。白口岳がよく見える場所です。今回はここまで。ご飯を食べて往路を戻ります。

 

 帰り道、シャクナゲの花が諦めきれなくて、huuちゃんに登山道に残って目印になってもらい、山の中に入りました。落ち葉の積もる斜面の先にシャクナゲの木を発見しました。まだ蕾で、咲いている株はありませんでした。

 

 

 シャクナゲの近くにミツバツツジが咲いていました。

 

 くたみ分かれまで戻ってきました。桜林の向こうに、うっすらと祖母傾方面の山々が見えます。

 

 一番水登山口に帰着しました。水くみのポリタンクを持った人たちに出会い、ここに湧き水が出ることを知りました。何回も来ているのに、ボーっとしていたな。一番水という地名からして、清らかな水が連想されるのにね。

 登山口の近くにある祠のところから、水が湧き出ているようです。このご夫婦は、美味しい水をよく汲みに来るそうです。

 

 帰りにガンジー牧場に寄りました。平日だから駐車場も空いています。

 

 ヨーグルトソフトクリーム。カップに溜まっているヨーグルトの酸味と、ミルクたっぷりのソフトクリームがマッチしています。

 

 ガンジー牧場の敷地内に、シャクナゲの木が沢山植わっており満開でした。山では蕾でした。気温差があるのでしょうね。花の色は、自生のものと違って、白に近いピンク色でした。

 

 今回の山は、桜には遅く、シャクナゲには早く、少し残念でしたが、山の新鮮な空気を沢山吸って気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。春も本番となり、山はいろいろな花のオンパレードです。また近々登ります。