11月20日(土)、下泉水山、上泉水山、黒岩山を縦走しました。長者原を出発し、三山を経て牧ノ戸峠に下山、九州自然歩道を通って長者原に戻ってくるコースです。
メンバー: 3人( kun you otu )
コース:
長者原西駐車場―70分→下泉水山―45分→上泉水山―20分→大崩ノ辻への分岐―50分→黒岩山―40分→牧ノ戸峠―70分→長者原
注)所要時間はコロコロ隊独自のものです。標準タイムではありません。
コロコロ隊熟年組の山行きです。この3人が揃うと、20代の頃の山話に花が咲きます。「若いときは体力あったよ。涌蓋山登山が『ピクニック』って記録がある。」「身体が軽かったんよなぁ。」、そして結論は、「ダイエットせんとなぁ」です。
出発は、長者原西駐車場です。九重連山で登山者が多いのは、県道11号(やまなみハイウエイ)の東側にある坊がつるや久住山周辺の山々で、長者原の駐車場も東側から埋まっていきます。
駐車場裏手の林の中を進みます。右手の建物は「オーベルジュコスモス」という宿泊施設です。
林を抜けると「黒岩山・泉水山 登山路」という標識があります。登山者が少ないルートですが、標識がたくさん設置されているので、道に迷う心配はありません。
視界が開けてきます。風もなく、いい天気です。
高度が上がると、長者原のタデ原湿原が見えてきます。
タデ原湿原は、ラムサール条約に登録されています。上から見ると広いなぁ。
防火帯に沿って登っていきます。
黒岩山・泉水山の標識が現れました。
朝日を浴びた三俣山が見えます。
標識に従って左に進むと、樹林の中の登りとなります。ロープが張ってあるので、道が分かりやすいです。
しばらく登り、童話の世界のような樹木のトンネルを通ると‥‥。
突然、下泉水山の山頂碑が現れます。足元にあるので見落とす人もいるようです。後から登ってきた人に「山頂どこですか?」と聞かれました。
山頂碑は木々の中ですが、右手奥にある大きな岩を登ると、別世界のように眺望が開けてきます。
360度の大パノラマ。三俣山や久住の山々が見えます。
左の山が、次に登る上泉水山です。
下泉水山を後にして、笹原の中を進みます。
はじめは緩やかですが、途中できつい登りになります。
再び平坦な登りになると、頂上はすぐそこ。
上泉水山、山頂です。
ここからも久住山系がよく見えます。
遠くに由布岳、鶴見山が見えます。
由布岳の双耳峰が、幻想的に浮き上がって見えます。
上泉水山の次に目指すのは黒岩山。山道を下っていると、エンジン音が聞こえてきました。くじゅうネイチャーガイドクラブの方々が、草刈り機や熊手を持って、登山道整備をしていました。20名くらいおられたでしょうか。我々が通ると作業の手を止めて脇へ寄って下さいました。
上泉水山を振り返ります。この稜線で草刈りをされていました。機材を持って登るのは難儀なことでしょう。登山道の草がきれいに刈られているおかげで、快適に歩けます。ありがとうございます。
眺望の開けたススキの道を進みます。
分岐に出ました。右に行くと「大崩ノ辻」という1458mのピークがありますが、今回は真っ直ぐ行きます。
この辺りから大きな岩によく遭遇します。
岩が高い場所だと、つい登ってポーズをとってしまいます。
暑くも寒くもない快適な気候なのに、日陰には霜柱が残っています。下は滑りやすい黒土です。すれ違ったソロの男性が、汚れたズボンを見せながら「滑って転んでオオイタ県」と定番のギャグを言っていました。
整備されたススキ道を進みます。
黒岩山頂への三叉路に出ます。
写真にはあまり写っていませんが、この辺りにはミヤマキリシマがたくさん自生しています。花の時季はきれいだろうな。
熊笹の道を進むこと10分。
黒岩山、山頂到着です。黒い溶岩からできた岩があるのが、名前の由来だそうです。
ここからの眺めも360度。良い景色をごちそうに、ゆっくり昼食をとりました。
牧ノ戸峠方面へ下山開始です。黒岩山を振り返ると、岩の上でポーズをとっている人がいました。やることは皆一緒ですね。
進行方向に牧ノ戸峠の駐車場と建屋が見えてきました。下りはかなりの傾斜です。牧ノ戸から登ってくる人とすれ違いましたが、皆さん辛そうでした。
牧ノ戸峠まであと5分という所に東屋があります。登山者に混じって、軽装の観光客も休憩していました。
アスファルトの遊歩道を下ると、牧ノ戸峠の駐車場に到着です。
駐車場は、今日も車で一杯。入りきれず路肩に停めている車もたくさん。
牧ノ戸峠の売店で、飲むヨーグルト(170円)と久住立体地図(700円)を買いました。
牧ノ戸峠からは、九州自然歩道を通って長者原に戻ります。牧ノ戸売店から道路を挟んで向かい側に入り口があります。
舗装された道を緩やかに下っていきます。
所々、樹木の説明看板があり、勉強になりました。下るにつれ落葉樹が多くなり、落ち葉を踏みしめながら歩きます。
全長3.5㎞の九州自然歩道を半分くらいきたところで、車道に出て横断します。
車道沿いの道を長者原方面に向かって歩きます。
多くの木々は落葉していましたが、星生温泉付近は紅葉が残っていました。
川沿いの道になるとゴールも間近。
長者原に到着しました。道路を渡ると、車を停めた西駐車場です。
駐車場付近から、泉水山が二山ともよく見通せました。
今回も楽しい山行きでした。若い頃のような軽快な登山はできないけれど、山が好きな気持ちは、あの頃のままです。身体をもう少し軽くして、次の山も楽しもう!