久住山系には多くの登山口があります。交通の便が良く、広い駐車場やトイレが整備され、売店もあるのが県道11号(やまなみハイウエイ)に面した長者原や牧ノ戸峠の登山口です。しかし、この二つの登山口は、ミヤマキリシマや紅葉の時季になると、県内外からの登山客でごった返します。

 阿蘇外輪山に面した久住町にある登山口は、駐車場も分かりやすいのですが、急峻なルートがほとんどで、先の豪雨による崩落箇所も多く見られます。

 意外に利用者が少ないのが、竹田市直入町の長湯方面から入っていく登山口です。大船山への日帰りルートとしても使われているようです。坊がつるから大船山を挟んで反対側に位置します。直入町側の登山道ほ未だ使ったことがないため、下見に行ってきました。

 

 ここは、今水登山口入り口です。直入町と久住町を結ぶ大野川上流広域農道(奥豊後グリーンロード)沿いにあります。

 道路の両脇に落ち葉が積もっています。標識も小さかったし、整備されていない道路なのかなと思いながら、緩やかな坂道を車で上っていきます。

 木々の間を行くと、展望が開けて雲がかかった山が見えます。黒岳のようです。

 「山野城跡」という史跡の横を通過します。五百年前にお城があったそうです。

 山道をさらに登ります。車が離合できるほどの道幅があり、割と通りやすいです。

 今水登山口の駐車場に到着しました。こんな看板があります。駐車場の手前に炭酸泉の湧く場所があるそうなのですが、標識が出ていなかったのでわかりませんでした。

 駐車場は15台くらいなら停められそうです。ここからも黒岳が見えます。

 駐車場所の注意書きがあります。指定された場所に停めましょう。

 看板の先に登山届のボックスがありました。

 今水登山口は、奥豊後グリーンロードから3kmくらい。私の四駆でもない軽自動車で難なく上れ、分かりやすかったです。

 

 今水登山口よりも久住町寄りに、岳麓寺(がくろくじ)登山口があります。入り口まで行ったのですが、トラックが停まっていて通りにくそうだったので、車で上っていくのを止めました。岳麓寺登山道は、土砂が崩れていて登山困難との話も聞いています。

 

 岳麓寺と今水の間に、よく確認できない登山口もありました。道沿いに立派な看板が出ているので、車で上ってみました。実は、今水登山口に行く前に見つけて、はじめはここが今水登山口に上る道だと勘違いしていました。

 この道も大船山の登山口に続いているのかな。

 道の両側に木が茂り、眺望がききません。

 上りはじめはアスファルトのきれいな路面でしたが、次第に荒れてきます。開いたままの朽ちた柵があります。

 道は一応舗装されていますが、車1台がやっと通れるほどの幅の所もあります。道にこぶし大の石も転がっています。悪路です。

 10分くらい上ると、5~6台は大丈夫そうな駐車スペースがありました。1台の車が停まっています。多分ここが登山者用の駐車場なのでしょう。

 登山道の矢印がありますが、舗装路はさらに続くので車で行ってみました。

 1kmほど上ると、車2台が停められるくらいのスペースがありました。ここにも車が1台停まっていました。

 さらに100mくらい上ると、柵があり車は入れません。柵の周囲に車をUターンさせる広さもないので、先ほどの車2台スペースまでバックで戻り、方向転換して下りました。

 登山届入れも標識もないので、この柵の向こうの道がどこに続いているのか、家に帰って地図を見てもはっきりとは分かりませんでした。道幅も狭く荒れていて通りにくかったし、この登山道は使わない方がいいなと思いました。

 kunちゃん、付き添い、ありがとうございました。