四大小惑星の一つであるベスタが、先月に衝を迎えたので、数回にわたってチェックしておりました。
冬コミ原稿中に星空ニュースがいっぱい通知してきたので、つられて撮ってみましたよ。ようやく書けました。
小惑星をチェックするのは初めてですね。
12/22、衝の日のベスタは、ここにいました!
(衝きっかりまで粘ると霧が出そうだったので高い位置にいるうちに撮りました)
オリオン座の、オリオンが持っている棍棒の先端にいました。
アップにするとこんな感じで。
ズームでもしっかりと撮れました。うれしい~
けっこうしっかりと写ってびっくり。(補正をかけてくっきり目にしています)
で、他の日とも見比べてみました。この一枚(一日)の写真だけだと、ほんとかいな、って感じもするので。
まずは、衝より前の12/15、12/17の位置。
(※この2枚は、ふたご座流星群を撮ろうとして、結局天気がすぐれず1枚も流星が写っていなかったのでした。
たまたまベスタが写っていて、こうやって使えてよかったです。なんでも撮っておくものですね)
ちょっとずつベスタが、12/22の位置のほうに移動しているのがわかりますね。けっこう動くものですね。
それで、衝のあとも一枚撮っておきたい、と機会を待っていました。
ちょうど1/11の新月がいい感じで晴れてくれたので、この日のベスタをどうぞー
ベスタがおうし座のほうまで移動しておる~
衝の前後ってことはですね、逆行しているわけなのですね。こういう動きを追いかけるのは楽しいです。
約1か月のベスタチェック、おもしろかった!
そんなわけで、今回のベスタはオリオン座からおうし座のあたりをうろうろしていたわけですが。
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトMitakaで星座の区画を調べたら、このようになっていました。
小惑星はこの↑モードでは表示されないっぽいです。
宇宙空間から俯瞰するモードだと、ここ↓にいました。火星と木星の間の小惑星帯をぐるぐるしているやつです。
太陽・地球・ベスタでほぼ一直線になっていますね。
※このスクショでは、地球の北が下(画面の奥)側になっています…上(画面側)が南。
国立天文台サイトの天象CGIで調べると、四大小惑星のスケジュールはこんな感じです。
2024年はベスタは衝にならないんですねえ。2025年は現時点ではまだ調べられません。
そういえば、ベスタを撮ってみて、けっこうしっかりと写るなーと思ったんですが。
準惑星と小惑星の地心座標CGIで調べたら、ピーク時は6.4等まで明るくなったんですね。
条件がそろえば肉眼でいけたりするのかしら。厳しそうではあるけど。
今回、ベスタの位置は、こちらのサイトで調べました。天体や流星群などいろいろ調べられて重宝しそうです。
デフォルトでは場所や標準時がロンドンだった気がするので、使いやすく設定したほうがいいかも。
初の小惑星、楽しかったです! 見るものを少しずつ増やしていけるといいなあ。
天文の話題は同人誌にもまとめています。よろしくね!