東京で鑑賞。
過去の感想。
今回はフランキー中川晃教、トミー藤岡正明、ボブ・ゴーディオ東啓介、ニック大山真志。
もう何度も観ているので今回はメモ程度に。
この作品はやはりとても良くできている。圧倒的なスピード感もそうなのだが、中盤から畳みかけるように繰り出される歌の圧が心地よい。それもこれも見事なハーモニーがなせる業。頭蓋骨に響くような音圧にクラクラしながら言いようのない幸福感に酔いしれた。
中川ヴァリはいよいよもって名人の域。いや、神。神の域。
藤岡トミーはチンピラ度がますます増していて、厄介な人物という雰囲気が色濃くて好き。やっぱり合ってるよなー。
大山ニックは今までで一番「普通の人」で、それが良かった。
そして!今回驚いたのは東ボブ!すばらしい!
何が素晴らしいって、ちゃんとイタリア系移民の家に生まれてるけどちょっとインテリっていう感じも、初心な感じも、生意気な感じも、野心家だけれど優しい感じも全部ちゃんと出てるところ。たぶんかなり頭の良い人なんじゃないかと思うんだけど、ガッツリ役を解釈して自分の中に落として演じているのがわかるというか。おそらくその役の解釈が圧倒的に正しい。存在というか、空気からしっかりボブ・ゴーディオを表現しているというか。ともすると生真面目で子どもっぽくなってしまいそうなキャラクターを、ちゃんとイタリア系アメリカ人のリアリティの中に落とし込んでいた。もちろんルックスが合っているという面もあるんだけどさ。
大阪ではチームグリーンを観る予定!花村氏の喉の調子が気がかりだが、順調に回復しますように。
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