わざわざ東京まで行って観に行ったコンサート。遅くなっちゃったけど、軽く感想を書き留めておく。

 

以前、降板した出演者の代打で来日したコンサートで観た際に、ものすごい衝撃を受けたシンシア・エリヴォの歌声。今回は何としてでも行く!と早々にチケットを取った。(以前のコンサートの感想はこちら

 

基本的にはシンシア・エリヴォがバラードを歌いまくり、合間合間でマシュー・モリソンと三浦春馬が登場するスタイル。デュエットも少しはあるが、シンシア・エリヴォの歌声を堪能することが主旨の構成になっていた。

 

いやあ、すごい!「I'm Here」はもちろん、アカデミー主題歌賞にノミネートされている『ハリエット』の「Stand Up」も素晴らしかったし(自分で作ってるのね!)、「パレードに雨を降らせないで」や「アルゼンチン、泣かないで」などのミュージカルスタンダードもたっぷり。

 

特に良かったのは「Always Love You」と(座ったまま歌ってたんだけど。驚愕)、「Somewhere」かなあ。「Somewhere」をソロで歌うとは思わなかったので嬉しい驚きもあり、心底感動してしまった。本当に良い曲だよな、「Somewhere」。

 

マシュー・モリソンは歌唱力は驚嘆するほどではないとはいえ、ステージングで魅せる。やっぱりスターだなと思う存在感で、国際フォーラム ホールAの巨大な空間をたった1人で惹きつける。『ヘア・スプレー』メドレーは最高に楽しかった。

 

三浦春馬も健闘。あのふたりと一緒に出るのはプレッシャーもあっただろうに、次回作の曲もガッツリ歌い(異様に難しそうな説明曲で驚いた)、『キンキー・ブーツ』も歌い……と活躍していた。シンシアと歌った『Rewright The Stars』も良かった。しっかり芝居するので、コンサートとは思えない世界観が生まれるんだよね。さすが尊き役者。

 

大スターになっちゃったし、もう来日することはないのかなあ。また生の歌声を聴きたいなあ。アカデミー賞でのパフォーマンスも楽しみ!