「本当の自分」はひとつじゃない を読んで | KIDCOLORポンパの離島日記

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煩悩の中の悪あがき。人生暇つぶし。ブルジョア、インテリ、資本主義、不要。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」井上ひさし







 まる二日首里近辺で余白を過ごす。2学期から、また単身赴任しようとしているが、淋しさより勝手な想像(事実に基づいた)による嫉妬心が強くて、いつもの知ったかぶりな態度の「女性」が頭にちらついてしんどい。

 

 平野啓一郎さんの分人論的な本を読んでいる。相手によって様々な分人になり、そのどれもが本当の自分の一部である。という考え方だ。たしかにそうだ。素のままに近い自分で居られる分人バランスの状態が、自分にとってはラクではある。自分そのものが「1」だとしたら、分数でいくつも存在するから、分人。

 

 少しラクになった。働きに出る自分も、京都に居たい自分も、嫉妬する自分も、……。

 

 今日は気分を変えて出かけたいな。どこがいいかな? 海千山千的なコアな那覇を歩いて感じてみたい。

 明日はやっと京都に帰れる。