グループ展にて思ったこと | 篠塚うみの何かしら描いてるブログ

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ほぼ日にて制作風景や考えてることを書いています。

グループ展に参加して、自分は10枚作品を出品しました。

自己紹介に「音楽の聞こえる絵を描きたい」なんて
恥ずかしいことを書いて、それを見に来た人に素敵ですね。
なんて言われてよりテレまくり。

そのときに以前のエピソードを思い出したので
書いてみます。

約8年前、Art&Brainの5デイを受けました。
右脳で描くというユニークな指導方法で、
いろいろと絵についてだけでない側面も大きいのですが、
私にとっては絵の上達を図りたいという目的だけで
参加しました。

そこで風景を描くお題があって、やり方を教わって
さて実践。実は苦手意識があって最初はどうなるだろうと
少し不安でした。

まずはロケハン。
自分で描きたい場所を探すところから。
歩いているうち渡り廊下に出ました。
廊下があって両サイドに柱が並んでいる景色。
天使のはしごっていうんでしょうか。
そこを見つけたとき、右上からちょうど光の筋が
何本も廊下に降っている素敵な景色でした。
私はそこをみたとき「あー教会みたい」と思いました。
気に入ったのでそこに決めました。

端で描いていると渡り廊下ですから人がどんどん通っていきます。
人によってはのぞいていく人もいますが、大概の人は
わき目もふらず目的の方向へ歩いていきます。

多くの人が私を追い越してせかせかと進んでいく。
みな対岸へ渡っていく。
私は1つのところに座って動かず、絵を描いている。
私だって歩きさえすれば、対岸に着くけど
行くつもりがないからここにいるんだ。

仕事をしているときの私は、きっと歩いている人たちと
同じように早足で歩いているんだろう。
それをあえて、ここにとどまってただ絵を描いてる。
絵を描くだけに時間を使っている。
なんて贅沢な時間の使い方だろう。
なんて幸せなんだろう。
そのときそう思いました。

教会みたい。と思ったときから頭の中でのBGMは
アベマリアがずっと流れていました。

描き終わり、時間となってフィードバックです。
講評とは違い、先生は特に技法や描き方について
あれこれ言いません。
それよりは描いたときにどう感じたかを聞いてくれます。

私の番になってどこを描いた、とか時間が贅沢に感じたとか
答えたかと思います。
その時先生が絵を見て「教会みたいね」とおっしゃいました。
「ええ、そうなんです!教会みたいに見えました!」
私としてはそんなもの伝わるわけがないと思って言わなかった言葉が
出てきたことにびっくりしたのと絵で伝わるんだ、という
不思議な気持ちですごくうれしかったことを覚えています。
先生わかるんだ、すごいなぁ。描いているときの気持ちや
音楽が絵に入るし、見た人が感じるんだ。
私は感動していました。

そんなことあったんですわ。忘れていましたけど。
好きな曲を1曲のみリピートでずっと聞きながら絵を仕上げてみる、って
いいかもしれませんね。

つれづれな思い出話、最後まで読んでいただきありがとうございました。