こころんと散歩をしていて、驚いたことがある。
犬のフンの後始末がされてないことがあるのだ![]()
なんか、自分の近所はきちんとしているだろう、
そんな人いないだろうと思っていたので、
ショックだった。
もしフンの始末をしていない人を見つけて声をかけても、
その人が素直に始末するとはとうてい思えない。
どうしたもんかと思ってネットで調べると、
「イエローチョーク作戦」というのがあって、
「犬のフンをチョークで囲み、日付を書いて、
その飼い主に罪悪感を与える」というのがあったが、
私はフンを放置しておくのがイヤなので、
フンは片づけて、した場所をチョークで丸く囲み、
「〇〇年〇月〇日 犬のフン処理済」と書くことにした。
その飼い主を教育しようと思わないし。
でも、犬を飼っていないご近所さんには
「フンを片付ける人間もいますんで」と
アピールもしたかったので。
自分んちの近くにフンがあったらイヤだもんな。
そんなワケでここ1,2年、チョークを持って散歩している。
先日の夜、こころんと散歩していたら、
私が一週間ほど前に書いたアスファルトの上に、
影のような小さい塊がかがみこんでいた。
先に近づいたこころんの気配に、その影が振り向いた。
一ツ目小僧だ。
先日の節分で私に豆をぶつけられたのが、ダイブ口惜しかったらしく、
最近ちょいちょい目の前に現れて、しょーもないイタズラを繰り返している。
消えかかったチョークの上に何か書き込もうとしてたので、
こころんのリードを握りつつ、飛び蹴りしてやった。
「ぬあっ!」
「どっか行けばか!!」
アスファルトの上に這いつくばった小僧は、
起き上がり私に反撃しようとして、動きを止めた。
最近気づいたが、どうやら犬が苦手なようだ。
ちびっこいこころんを警戒しながら、
小僧は一つしかない目の両端を下へひっぱり、
あかんべをして電灯の少ない民家の隙間に逃げていった。
