ひとりぽっちの妖怪暮らし20230212イエローチョーク作戦。 | ソラトスレスレノウミ

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こころんと散歩をしていて、驚いたことがある。

 

 

犬のフンの後始末がされてないことがあるのだゲッソリ

 

 

なんか、自分の近所はきちんとしているだろう、

そんな人いないだろうと思っていたので、

ショックだった。

 

もしフンの始末をしていない人を見つけて声をかけても、

その人が素直に始末するとはとうてい思えない。

 

どうしたもんかと思ってネットで調べると、

「イエローチョーク作戦」というのがあって、

「犬のフンをチョークで囲み、日付を書いて、

その飼い主に罪悪感を与える」というのがあったが、

私はフンを放置しておくのがイヤなので、

フンは片づけて、した場所をチョークで丸く囲み、

「〇〇年〇月〇日 犬のフン処理済」と書くことにした。

 

その飼い主を教育しようと思わないし。

 

でも、犬を飼っていないご近所さんには

「フンを片付ける人間もいますんで」と

アピールもしたかったので。

自分んちの近くにフンがあったらイヤだもんな。

 

そんなワケでここ1,2年、チョークを持って散歩している。

 

 

先日の夜、こころんと散歩していたら、

私が一週間ほど前に書いたアスファルトの上に、

影のような小さい塊がかがみこんでいた。

先に近づいたこころんの気配に、その影が振り向いた。

 

一ツ目小僧だ。

 

先日の節分で私に豆をぶつけられたのが、ダイブ口惜しかったらしく、

最近ちょいちょい目の前に現れて、しょーもないイタズラを繰り返している。

 

消えかかったチョークの上に何か書き込もうとしてたので、

こころんのリードを握りつつ、飛び蹴りしてやった。

 

「ぬあっ!」

「どっか行けばか!!」

 

 

アスファルトの上に這いつくばった小僧は、

起き上がり私に反撃しようとして、動きを止めた。

 

最近気づいたが、どうやら犬が苦手なようだ。

ちびっこいこころんを警戒しながら、

小僧は一つしかない目の両端を下へひっぱり、

あかんべをして電灯の少ない民家の隙間に逃げていった。